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企業文化がチームワークを生み、事業成長のカギになる理由とは?

こんにちは。スキイキ広報担当です。

8月も半ばに差し掛かり、夏季休業があと数日という方もいらっしゃるでしょう。

さて、今回は「企業文化」についてフォーカスします。中小企業の場合、徐々に社員が増えてくる中で、さらなる事業拡大に向けてチームでの連携を強化したいと考えている経営者・リーダーの方は少なくないはずです。

チームワーク強化のためにいくつか効果的な手段がありますが、その中でベースになるのがチームで同じ価値観を共有することです。これが「企業文化」であり、明文化することが重要となります。

そこで、本記事では企業文化を醸成していくための方法を解説していきます。どのように明文化し、浸透させていくかに悩んでいる方も多いと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

💡『スキイキ』とは…
マイナビが運営する、フリーランス・副業人材と企業をつなぐマッチングプラットフォームです。
専門性の高いスキルや経験を持つプロフェッショナルと必要業務に絞り協働関係を築くことで、企業が抱える人材・ノウハウ不足の解決をサポート。
両者の出会いを通じ、個人には活躍とキャリア形成の機会を、企業には変化の激しい時代にあった柔軟なチーム作りのカギを提供します。

企業文化は、企業の成長に直結する!3つのポイントを解説

なぜ企業文化が必要?

企業文化が必要な理由を改めて整理しておきましょう。

1. 意思決定の迅速化
2. チームワーク強化
3. 生産性向上

1つめは、【意思決定の迅速化】
その企業において、共通の価値観や行動規範(ルール)が存在していると、意思決定を行う際に判断基準があるので意見がまとまりやすく、すり合わせが必要な場合でも同じ目線で議論できるため意思決定の迅速化が図れます。

2つめは、【チームワークの強化】
共通の目標があることで、部署が違ったとしても同じ方向を目指して業務を遂行することが可能です。そのため、同じ目標を達成するために結束力が高まるほか、コミュニケーションも活性化すると考えられます。

3つめは、【生産性向上】
企業文化があると、それに基づいて社員1人ひとりが自発的に行動しやすくなり、業務のパフォーマンスが向上すると考えられます。個々のパフォーマンスの向上によって、結果として企業全体の生産性向上にも繋がるでしょう。

また近年、社員の定着や優秀な人材の獲得に有効だとして、企業文化が注目されています。企業文化にマッチした社員であれば、モチベーションが高いだけでなく、しっかりパフォーマンスを出すことができるため、仕事への不満も少なく退職しにくい傾向があります。

採用・広報の一貫として企業文化を的確に発信していくことで、それに魅力を感じた優秀な人材の獲得も期待できるのです。

企業文化はなぜ必要か

このように、既存社員のチームワーク強化やパフォーマンス向上だけではなく、これから入る社員にとっても企業文化の役割は大きいとわかります。


企業文化を形成する8つの要素を確認!まずはビジョンを明確に

ここからは、企業文化を構成する8つの要素を見ていきます。この要素について改めて見直していくことで、企業文化を言語化することができるでしょう。

8つの要素を紹介

企業文化の醸成に必要な8要素

①:ビジョン
ビジョンは、企業が目指す理想の状態を指します。しっかりとしたビジョンがあれば、それを達成するための価値観が形成されるので、魅力的でわかりやすいビジョンを掲げる必要があります。

②:使命
使命は、事業を通じて成し遂げたいことを指します。使命が明確だからこそ、企業としての存在意義があるので、ビジョンとセットで考えていくことがポイントです。

③:価値観
価値観は、「何が重要か」を判断する評価基準のことを指します。ビジョンを達成するために必要な行動、考え方を示すため、目標達成に向けたプロセスに大きく影響します。多くの人に受け入れられる価値観を意識して、明確にしていきましょう。

④:慣行
慣行は、企業の中で普段からよくある行動のことです。ビジョンや使命、価値観を浸透させて、慣行になるように働きかけることが重要になってきます。

⑤:人材
人材は、企業文化を形成する際に重要な役割を担います。ビジョンや価値観に共感する人材が多いほど、企業文化を確立することができるので、そのような人材を増やすことが大切です。

⑥:ストーリー
ストーリーは、企業の成り立ち、商品やサービスが誕生した経緯など、企業の歴史にまつわる話です。企業の歩みを語り継いでいくことも、企業文化を固める上では押さえていくと良いでしょう。

⑦:場所
場所は、企業がどこに本社や支社を置くかということです。その土地の特徴によって、企業文化も左右されることがあります。加えてオフィス環境も大きく影響するため、職場のレイアウトなども改めてチェックしておきましょう。

⑧:外部からの影響
外部からの影響としては、取引先はもちろん、市場の需要、競合企業の動向をうけることを言います。企業文化は外部からの影響によって変化するため、「今後どのような方向を目指したいか」も定期的に見直すことがポイントです。

8つの要素を整理しながら言語化することで、企業内はもちろん、世の中へ発信していく際にも役立つでしょう。企業文化を可視化し明文化するプロセスについては、過去記事でも紹介しているので、併せてチェックしてみてくださいね。


企業文化醸成で押さえておきたい2つの視点とは?

企業文化を構成する要素が整理できた後には、社員へ浸透させていく必要があります。ここからは、企業文化を醸成する3つのステップと、押さえておきたい2つの視点をご紹介します。

まず、以下の図からわかるように、企業文化醸成にはレベル1〜3のステップがあります。目に見えるものから、暗黙の了解にあたるものまで、企業の現状と明文化した企業文化とを比べていくことが重要です。そして、ギャップがある部分を埋める取り組みを検討していくと良いでしょう。

取り組みを行う過程で、レベル1〜3を行き来しながら試行錯誤していくことで、企業文化の浸透に繋がります。

既存社員と新入社員、双方へのアプローチが必要

次に、押さえておきたい2つの視点について見ていきます。企業文化をよりスムーズに浸透させるためには、2つのアプローチが欠かせません。

企業である程度長く働いている社員と、新たに入社した社員では、企業文化を意識する上で少し方法が異なるためです。

既存社員に対しては、研修やワークショップなどを実施し、改めて企業文化について考え、気づくきっかけを作ることが重要です。

新しい社員に関しては、そもそも採用する時点で企業文化にフィットする人材かどうかを見極めることがポイントでしょう。

企業文化の浸透には、時間や労力がかかるものです。既存社員と、新たな人材の両方のアプローチで企業文化を醸成していく方針を取ると良いでしょう。

企業文化の醸成には外部人材活用も有効

新たな人材が企業文化に合っているのかは、採用時の面談だけではわからないこともあるでしょう。そこで有効な方法としては、フリーランスや副業人材など外部人材をまず活用し、確認していくことが挙げられます。

最初の3ヶ月一緒に働く中で、カルチャーフィットするかどうかを確認し、その後も継続して企業に入ってもらうかを検討することが可能です。場合によっては、業務委託から正社員へとシフトしていくことも1つの選択肢です。

スキイキのCo-work採用は、このような方法をプラットフォームを介して行うことが可能で、普段はなかな出会えないようなスキルを持ったプロ人材に参画してもらうことができます。Co-work採用の場合は、正社員になることが前提で、お試し期間として業務委託で入ってもらう期間があるので、ミスマッチを防ぐことに繋がります

具体的な事例インタビューは以下からご覧いただけるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

また、外部人材活用について詳しく知りたい方は、「ガイドブックでまとめて解説しているので活用してください。

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いかがでしたか。

企業において、チームワーク強化、生産性向上は大きな課題の1つでしょう。
企業が長期的に成長していくためには、今回紹介したように企業文化を明文化し、浸透するまで伝えていくことが重要です。

社内へ浸透を図るとともに、カルチャーフィットする人材を獲得するための手段として、外部人材活用も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。