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"人的資本経営"とは?企業の今後を左右する人材戦略の押さえどころ

こんにちは。スキイキ広報担当です。

今回は、「人的資本経営」について取り上げます。
SDGsやESG投資など、社会的に「持続可能性」という言葉に注目が集まるようになりました。もちろん、企業価値においても、長期的な視点が重要になってきています。

そのような中で、人材戦略と経営を結びつけ、人材投資によって企業価値の向上を目指す「人的資本経営」がフォーカスされるようになってきました。

本記事では、「人的資本経営」の考え方の基本から、人材戦略で押さえておきたいポイント、実際の職場で取り入れる際のコツまでご紹介します。

ぜひ全体像を把握した上で、現場の人材活用にも活かしていただければと思います。

💡『スキイキ』とは…
マイナビが運営する、フリーランス・副業人材と企業をつなぐマッチングプラットフォームです。
専門性の高いスキルや経験を持つプロフェッショナルと必要業務に絞り協働関係を築くことで、企業が抱える人材・ノウハウ不足の解決をサポート。
両者の出会いを通じ、個人には活躍とキャリア形成の機会を、企業には変化の激しい時代にあった柔軟なチーム作りのカギを提供します。

「人的資本経営」とは?今、経営と人材をリンクさせる理由

まずは、人的資本経営の概要について見ていきましょう。

人的資本経営とは?

経済産業省によると、
『人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方』であると定義されています。

従来、企業では人材を「コスト」あるいは「資源」という形で捉えてきましたが、従業員が持つ知識や能力を「資本」とみなし、投資する対象として捉える新しい考え方が出てきています。人材の活用・成長へ投資することで、持続的な企業価値の向上を図るという目的があります。

従来の経営と人的資本経営の違い

注目される背景

では、なぜ近年人的資本経営が注目されているのでしょうか。大きく3つの背景があります。

1つめは、【人的資本の価値向上】
端的に言えば、企業において「人」の重要性が高まっているためです。デジタル化により、手作業だったものが自動化されました。その結果、イノベーションや新たな事業進出のために、アイデアを創造する「人」が求められるようになったのです。

2つめは、【投資家の関心の高まり】
近年、株主を中心とした投資家が企業を評価する際に、環境、社会、ガバナンスといった観点を重要視しており、その中に入る「人的資本」についても企業の成長性を図る基準となっているのです。

3つめは、【人材・働き方の多様化】
様々な国籍の人材、あるいは非正規雇用、業務委託といった雇用形態など、多様な人材が企業で働くようになったことで従来の画一的な人事管理が難しく、一人ひとりに合わせて人材の価値を引き出していく「人的資本経営」が着目されているのです。

多様な働き方の1つには、スキイキで紹介しているような外部人材も含まれます。フリーランスや副業人材の活用に興味がある方は、過去記事もチェックしてみてくださいね。


これからの人材戦略で必要な3つのポイントを解説!

ここからは、人的資本経営を進めていく中でポイントとなる人材戦略の視点をご紹介します。

【ポイント①】経営戦略と連動した人材戦略を策定する

人的資本経営を進めるにあたっては、経営戦略に紐付いた人材戦略を実行することが欠かせません。というのも、経営課題(企業が抱えている課題)と人材戦略での課題(人材活用の悩み)は密接に関わるからです。

例えば、変化への対応が遅れがちという課題があった場合、柔軟性やスピード感のある組織作りが人材戦略の課題になっている場合もあるでしょう。
そのため、経営戦略と人材戦略をリンクさせるようにすることが重要です。

経営戦略と紐付いた人材戦略を策定する上で、CHRO(最高人事責任者)の設置も有効です。CHROは、経営の観点を持ちながら、人事戦略立案や企業価値の向上の役割を担います。

CHRO(最高人事責任者)とは?

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【ポイント②】目標と現状のギャップを埋める取り組みを行う

人材戦略を実行する前に押さえたいのが、目標と現状のギャップを把握することです。魅力的な経営戦略があり、連動させた人材戦略を立てたとしても、それを実現する人材がいなくては意味がありません。

社員のスキルを把握し、目標設定・達成までのプロセスなどの育成フローを整えることが重要になります。また、求める人材を採用することも手段の1つと言えるでしょう。

【ポイント③】人的資本経営を組織全体に浸透させる

新しい人材戦略を社員1人ひとりに定着させ、企業文化のような形で浸透させることが大切です。企業の経営戦略を経営トップが発信し、社員の理解を促したり、それに即した行動を取れるようにサポートしたりする必要があります。

その際には改めて、企業理念や経営目標を明確にするほか、社員の意識改革を行ったり、経営トップや人事部門のマネージャーが連携することはもちろん、社員と積極的にコミュニケーションを取ったりすると良いでしょう。


人的資本経営で押さえたい5つの共通要素とは?取り入れるコツもご紹介!

ここからは、企業の成長へつながる人材戦略の策定から実行にあたって、5つの取り組むべきことを見ていきます。

人的資本経営の5つの手法

人材情報を蓄積し可視化する

人材戦略を立てる前には、社員1人ひとりの適性を可視化し、現状を把握しておくことが重要です。そのため、スキル・経験・性格などの人材情報をデータ化しておきましょう。

多様な人材が活躍できる環境を整える

新たなプロジェクトを成功させたり、イノベーションを起こしたりするには、様々な人材が協働することが大切です。性別、国籍、経験、価値観、専門性などが異なる人材でチームを作るために、働く環境、コミュニケーション方法などを整えていくことがポイントになります。

過去に外部人材を含む多様な人材から成るチームについて紹介している記事があるので、合わせてチェックしてみてください。

リスキル・学び直しの制度を整える

業務で必要とされるスキルが大幅に変わった際に、新しいスキルを身につける「リスキリング」の制度を整えておくことも必要です。そうすることで、事業環境の急速な変化にも対応できるというメリットがあります。また、リスキリングや学び直しの制度への投資は、人的資本投資として対外的に発信もできるでしょう。

リスキリングについて詳しく知りたい方はこちらから。

社員エンゲージメントを高める

人的資本の価値を高めるためには、社員のエンゲージメント、つまり、"やりがい"や"チームへの愛着"などを高めていく取り組みも行うと良いでしょう。やりがいを持って意欲的に働けているかどうかは、生産性や主体的な行動にも繋がるため重要です。

経営トップやマネジメント層は、企業理念や存在意義(パーパス)の明確化、浸透を意識すると同時に、キャリアカウンセリング・コーチング、タレントマネジメントなどの取り組みなどを検討すると有効でしょう。

時間や場所にとらわれない働き方の整備

リモートワークが普及した今、いつでもどこでも働ける環境の重要性が高まっています。人材戦略には、働き方を押さえた上での育成・評価方法を盛り込む必要があるでしょう。また働く環境もそうですが、事業を維持・継続していけるようなマネジメント体制の整備なども押さえておきましょう。

* * *

いかがでしたか。
人的資本経営の目的は、社員1人ひとりの能力の最大化によって企業価値を高めることにあります。企業としての理想の姿を目指すには人材戦略のポイントを押さえながら、環境整備と育成を進めていくことが重要になります。

チーム作りやマネジメントなどに課題や不安を抱えている方は、気軽にスキイキに相談してみてくださいね。

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