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これからの組織作りに欠かせない!チームのパフォーマンスを高める「チームビルディング」とは?

こんにちは!スキイキ広報担当です。

今回は「チームビルディング」について取り上げます。
これは私たち『スキイキ』も度々掲げている考え方ですが、「組織づくり」や「チームワーク」という言葉はよく聞けど、この言葉にはあまり馴染みがない方も多いかもしれません。
しかし、テレワークや副業・兼業の広がりによって働き方や人材形態が多様化し、コミュニケーションの取り方なども含め変化が著しい昨今、ビジネスシーンにおける組織マネジメント論として注目を集めているのです。

今回の記事では、チームのパフォーマンスを向上させていくためのこの「チームビルディング」という考え方や、押さえておくべきポイントについてご紹介します!

チームビルディングが生み出す価値は ”相乗効果” にあり!

最近、書籍やニュースなどでよく見かける「チームビルディング」という言葉。これは、チームメンバーが個々のスキルや能力、経験を最大限に発揮し、一丸となって目標を達成できる組織を作り上げていくための取り組みを指します。

特にビジネスシーンにおいては、ワークショップや研修プログラム、業務コミュニケーションなどの具体的な方法も含めて呼んでいることもあります。適切にチームワークが取れているのかの評価の観点としたり、改善に向けて具体的な行動の方向性を決めたり、外部講師やファシリテーターなどのサポートを受けながら進めていくことが多いようです。

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この「チームビルディング」を直訳すれば「チームを作る」ということになりますが、ただ作るだけではなく、チーム全体の成果がメンバーそれぞれの成果の総和よりも大きくなるよう、個々のスキルや能力を引き出すという点がポイントになります。
つまり、チームの相乗効果を生み出し、一人では到底達成し得ない目標を実現させることがチームビルディングの価値と言えるでしょう。

ビジネスや社会における環境変化が激しい中で事業を成長させていくためには、柔軟に動き、計画をしっかりと実行できるチーム作りが欠かせません。
加えて、コロナ禍によって急速に普及したテレワークや副業・兼業などの新しい働き方の広がりにより、チームメンバー間のコミュニケーションが変化したことで、生産性の高いチームを構築する重要性はますます高まっているのです!

メンバーの ”心理的要素” がチームの強さを左右する!

目標を達成できる強いチームビルディングのためには、正社員か外部人材かなどを問わずメンバー一人ひとりの気持ちに寄り添うことも大切です。その中でも、特に必要な要素が4つあるので見ていきましょう。

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①【帰属意識】
ある特定の組織や集団に属しているという意識のことです。帰属意識の高い人員はモチベーションを高く持って仕事に臨む傾向にあるため、高い成果も期待できます。また、メンバー同士の結び付きも強くなり、チームの一体感も得やすくなります。

②【チーム効力感】
チームに属するメンバー個々の自己効力感が相互に作用することで生まれる、「このチームで取り組むのであれば達成できる」という自信のことです。困難な状況に陥ったとしても、チーム効力感によって失敗を恐れず、目標達成や課題解決に向けてチームでコミットできる傾向が強まります。

③【信頼関係】
メンバー同士の信頼関係が強いほど、円滑なコミュニケーションによってパフォーマンスを向上させやすくなり、互いに相互作用を促進していくためより高い成果を出すことができます。

④【他者受容】
チーム内で、何かに対して非合理的に拒絶や反対されたりしないことが約束されている状態のことです。それによって業務に関する連携や発言、コミュニケーションなど気軽に行うことができ、協力し合える関係が生まれます。過去記事では、組織や人が成長過程で共通して置かれる3つの領域を紹介していますが、その中でも居心地の良さからスキルアップや経験を蓄積できる学びの場「ラーニングゾーン」へチャレンジできる状態とも言えます。


こうした要素を可能な限り満たすことができれば、関係する人材それぞれが目標達成に向けて主体的に動いていけるような強固なチームビルディングを実現しやすくなるでしょう!

チームビルディングの効果をさらに高めるための3つのポイントとは?

では、実際にチームビルディングの効果がより実感しやすくなるためには何が重要になってくるのか。ポイントは、「目標設定」「コミュニケーション」「役割の明確化」の3点です。

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まず、「目標設定」においては、チームの役割や目的、果たすべき目標を明確にし、メンバー間で共有することが重要です。ゴール設定とも言い換えられますが、目指すべきゴールが見えていれば同じ方向へ進むことが可能となります。さらに、具体的なプロセスやマイルストーン(重要な中間地点)を設定しておくと、一人ひとりがその目標を常にイメージしやすくなるはずです。

次に、「コミュニケーション」においては、メンバー間のやり取りの機会を増やす仕組みづくりや、信頼関係を築きやすい環境を整えることが重要です。また、業務を円滑化させるためにも、個々がそのコミュニケーションスキルを向上させていくことも必要になってきます。摩擦や対立が起こってしまった際に建設的な解決策を探れるようにもなるでしょう。

最後に、「役割の明確化」においては、それぞれのスキル適性や担務を可視化した上で、自分以外のメンバーに対してもそれを理解できる場を作り、お互いに把握し合える状態にすることが重要です。必要に応じて分担を共有・サポートし合ったり、他のメンバーの立場を体験することなども効果的かもしれません。

総じて、メンバー同士が相互理解しやすい環境を整えることが鍵を握るため、チームを牽引するマネジメント層が大切な役割を担うことになります。強い組織を作るために求められるミドルマネジメント層の役割については、過去記事でも紹介しているのでぜひチェックしてみてください!


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いかがでしたか?
近年、不確実性が高く、予測が難しいビジネス環境下では、現場レベルで様々な問題を解決していくようなチーム作りが求められています。
そこで大事になってくる考え方が「チームビルディング」であり、社内人材に限らず外部人材を巻き込んでいくことも重要となってくるでしょう。

新しいチーム作りをする上では様々な手段がありますが、私たちスキイキのようなマッチングプラットフォームの活用も視野に入れてみてくださいね!