見出し画像

技術系以外の業務委託って本当に行われてるの?

こんにちは!マイナビのスキイキ広報担当です。
今年も残すところあと2週間ほど。仕事でこの一年お世話になった方に挨拶をしたり、2021年の計画を立て始めたりしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身も、スキイキを一緒に担当してきたメンバーと来年の話をしています。

さて、今回は業務委託の活用について取り上げます。
以前、ビジネス職種においてもフリーランスの活躍の場が広がるという記事をご紹介しましたが、改めて技術系以外の業務委託が実際に行われているかを見ていきたいと思います。
2021年からスタートするプロジェクトメンバーを探している企業の担当者の方や、即戦力となる人材を採用したい採用担当の方にぜひ読んでいただけたらと思います。

業務委託が活用されている分野は技術系だけじゃない

先日の記事にもまとめましたが、業務委託について理解を深めていくなかで私が最も驚いたのは、活用されている職種がIT系エンジニアなどの技術系、またはクリエイティブ系職種だけではないということでした。

業務委託というと、プロジェクト単位で外部人材に仕事を依頼するケースが多く、従来からプロジェクトで動く文化のあるIT系の分野が中心のイメージがありました。
実際の業務においても専門技術が明確に必要になりやすいということもあると思います。

ですが、最近では、コンサルタントや分析系の職種や営業職、またバックオフィス関連などの管理部門、つまり文系(ビジネス系)職を求めている企業も増えてきているようです。
とはいえ、聞き馴染みなくイメージしづらい方もいると思います。これらの分野ではより一般的な方法として、専門会社へ業務として発注(取引)することで補うというケースは少なくないと思いますが、外部人材の確保によってまかなうというのはあくまでここ数年での潮流。

今回は、ちょうど最近の調査データもありましたのでそれを元に紐解いてみましょう。



管理部門においても外部人材によってノウハウ蓄積が求められている

正社員の従業員数500名以上の企業勤務者に対して行われた、業務委託活用に関する調査によると、「業務委託の利用経験がある」という回答が半数以上にのぼり、労務や経理にはじまり採用や人事まで広くバックオフィス(管理部門)系でも活用が進んでいるという動向の全体像が見てとれます。

画像6

活用背景・理由としては、「人員不足」「社内にノウハウがない」という点が大半を占めており、社内で対応が難しい業務や新規業務などの高レベルの業務を委託したケースが多いようです。
正規雇用(正社員採用)での人材の確保自体がしづらくなってきていることが影響しているのはもちろん、それだけでなく専門性の高さやノウハウ蓄積に重きが置かれていることがわかります。

技術系やクリエイティブ系であればこの傾向も強いであろうことは想像に難しくありませんが、管理部門などでも重要視されているのは意外に感じる方もいるかもしれませんね。

画像6
画像6

ちなみに、業務委託の良し悪しを実感する以前に、そもそも検討していないというケースも少なくはありません(元調査では未検討が80%)。
その理由として挙がっているのは、社内の人材で十分に対応できているので不要というのを除けば「セキュリティ上の問題」が主であり、契約関連や情報漏洩リスクなどの課題が浮き彫りになっているようです。

ただ、企業と外部人材とでの直接契約・取引ではなく、仲介サービスが入ることによってこのあたりの懸念が払拭されやすいという事実もあるようです(利用企業の多くが仲介会社を経由しており、また結果的に業務委託に満足しているという回答も80%ほど。)。

画像6
画像6

まとめると、下記のような動向感を読み取れますね…!

【背景と目的】
技術系などだけではなく文系、特にバックオフィス(管理部門)においても活用傾向は高まってきており、その理由にはより高度な業務や新規業務のためのノウハウ蓄積という観点も多く含まれる。

【課題と手段】
検討の必要性がないケースを除き、契約や取引、また情報管理に伴うリスクなどがハードルになっており、それを解消できる導入手段として仲介会社やサービスを用いていることが多い。結果的な満足度は高い。



業務委託は「外注の手段のひとつ」ではなくなってきている

これまでのビジネスの世界では、業務委託(特に相手はフリーランス)というものは謂わば外注先の1パターンでしかなかったという趣が強いです。
だからこそ、実務的に社内で確保しづらいスキルが影響する分野として、IT・技術系において積極的に活用されてきた手段だったのだとも思います。

しかし実際は、専門的スキルが必要だとしてもただ丸投げすればいいのであれば、対企業でも対個人でもどちらでもあまり違いはありません。

今回こうして見てきた調査や傾向から考えられるのは、単なる業務の切り出し(外注)ではなく、あくまで人材の確保によってその業務遂行とともに社内にノウハウも蓄積していくという別の目的もあるということ。
その対象分野として、経営戦略や営業、企画や分析、また技術やクリエイティブといった領域での競争力強化が必要とされるのと同じように、管理部門なども含めたビジネス系職全体にも着目され始めているのだと感じます。

画像6

また、バックオフィス系の業務というのは意外とスキルアップが難しいものです。基本的には資格取得、またその勉強などによって培うものであり、つまり個人の意思に委ねられているケースが大半なのです。
その点、専門的なスキルセットを満たし、かつチームメンバーとして迎え入れ連携できる外部人材の力があると効果的かもしれませんね。

私たちスキイキもそれに近しい観点で運営している、スキルやノウハウのために企業と個人を業務委託という形でつなぐプラットフォームです。
マイナビを母体とした新進気鋭のサービス(と自負しています!)なので、これまで培ってきた多くの企業や求職者にとの経験・実績を活かし、導入や活用にあたり懸念になりやすいセキュリティ面や、契約や請求まわりなどの手続きの煩雑さについても安心して活用できるような設計を行なっています。
強化すべき分野の人材確保に困ったら、それが何であれまずは相談だけでもいただければお力になれると思います!

下記、これまでのご紹介記事もぜひご覧くださいませ。


* * *


いかがでしたか?

今回は業務委託の活用について、職種という観点にフォーカスしてまとめました。
プロフェッショナルな人材の力が欲しい方や、2021年のプロジェクト始動に向けて体制を考えたりする方は、ぜひ業務委託という手段を活用するのも検討してみてはいかがでしょうか。