なぜ「SDGs」に世界中の企業が注力するのか?
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なぜ「SDGs」に世界中の企業が注力するのか?

こんにちは!スキイキ広報担当です。
9月に入って1週間ほど経ちますが、そろそろ上半期の終わりを意識し始めたという方も多いのではないでしょうか。

さて、今回は最近ニュースやビジネス誌でも取り上げられることの多い「SDGs」に関連してご紹介します。SDGsと聞くと、どちらかと言えば環境問題に対する取り組みをイメージする方が多いかもしれませんが、定義されている取り組みの中には、実は雇用の在り方や人材戦略に深く関係してくるものもあるのです。

そこで本記事では、この基本的な考え方を理解しながら、人材活用との関係性や取り組むことで得られる効果などについて解説していきます。

利益追求だけじゃない!企業の価値を高めるSDGsの目標とは?

近年、日本でも多くの企業が取り組みを進めている「SDGsエスディージーズ」。これは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標として、2015年9月の国連サミットで加盟国すべてによって採択されました。17の目標・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さないleave no one behind」ことを大事にしています。

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(出典:国際連合広報センター

この考えが生まれた背景には、2001年に策定された「ミレニアム開発目標(MDGs)」という、開発分野に焦点を当てた2015年までに達成すべき目標の存在があります。一定の成果をあげたこともあり、これを引き継ぐ形でより分野を広げ、発展途上国だけではなく、先進国も含めた世界全体で取り組む共通の目標として「SDGs」ができたのです。

最近では様々な企業が環境問題やCSRに取り組むことが浸透し、利益追求だけではなく社会的責任や持続可能な成長を果たすためにも注目が集まっています。
また、投資家が企業を環境・社会・企業統治の3つの観点から評価して投資する「ESG投資」が広がる中で、企業価値を上げるためにも欠かせないキーワードになっているのです。

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そして、SDGsの市場におけるビジネスチャンスに期待している企業も少なくありません。今後拡大が見込める関連市場に参入を考える企業も多く出てきていることから、まだ取り組んでいないという企業であっても新たに検討する価値も一層強まっていくかもしれません。

雇用や人材活用に深く関わりがある!?SDGsの4つの目標

SDGsの17の目標のうち、人材活用に関連がある項目について深掘りしていきたいと思います。具体的には、目標3・5・8・10の4つですが、形態を問わず人材が活躍するにはどれも重要なポイントです。


▼ 目標3「すべての人に健康と福祉を」

当たり前と言ってしまえばそれまでですが、従業員が健康であるからこそ、事業は正常に運営され、業績を上げることができます。近頃では「健康経営」という言葉も使われるようになり、健康管理を経営的な視点で捉えて戦略的に取り組む企業も増えてきています。
そのための環境整備として、福利厚生制度の充実化やメンタルヘルス対策、快適なオフィス環境づくりなどの取り組みを推進していくことがますます重要となるでしょう。

▼ 目標5「ジェンダー平等を実現」

企業においては、様々なメンバーが一緒に仕事をしており、一人ひとりの背景を理解してコミュニケーションをとっていく必要があります。特に「ダイバーシティの推進」がこの目標につながっており、男女関係なく機会を設け、活躍できるようにすることが求められています。
日本においてはジェンダー平等に関して他国よりも遅れている傾向にもあり、積極的な取り組みが必要と言えそうです。

▼ 目標8「働きがいも経済成長も」

属する従業員が働きがいを感じながら仕事に取り組み成長していくことは極めて重要です。それを促す取り組みとして、スキルを伸ばせるような研修の機会を設けるほか、社内でノウハウを蓄積し共有できる場を提供するなどの仕組みづくりがポイントになるでしょう。
一人ひとりが成長していけるチームビルディングによって、企業としても売上の向上や事業拡大につながっていくと考えられます。

▼ 目標10「人や国の不平等をなくそう」

目標3にも関係してきますが、採用面、人事評価面、そのほか労働環境全般における不平等をなくしていく必要があります。年齢や性別、障害、人種、経歴などに関わりなく、公平・公正に働くことができ、正規/非正規といった雇用形態による差別がされないことが当たり前にならないといけません。
社内外の多様な人材を受け入れ活用するということは、異なる背景を理解することでもあり、結果的に事業運営の強化や採用力向上の循環にもつながってきます。組織にとって、そして従業員同士においても、フラットな評価基準や関わり方を意識していくべきでしょう。

こうして見てみると、SDGsの取り組みは実際に職場での環境づくりや人材活用と大きく関わっていることがわかるのではないでしょうか。

SDGsへ取り組むことで得られる3つの効果とは

人材活用に焦点を当て、取り組むべきSDGsの目標を見てきましたが、具体的に取り組むことで企業としてどのような具体的効果があるのでしょうか。

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① 企業イメージの向上

多様性理解・受容に取り組んでいる企業ということを積極的に発信していくことで、事業活動(≒商い)だけでなく社会課題に対しても向き合っていることが多くの人に伝わることになります。どのような業界においても、それによる企業イメージの向上は期待できるはずです。
SDGsは国際目標でもあることから、グローバル市場への存在感も高まり、世界規模で相互に協力できるパートナーとの結び付きの強化にもつながるかもしれません。

② 採用ブランディングの向上

上述の①(企業イメージの向上)によって、正社員か外部人材(≒業務委託)かを問わず採用上の効果もあります。特に、これから社会人になり企業の中核を担っていくであろう「Z世代」と呼ばれる若年層を惹きつける上では有効です。不安定な社会情勢の中で育ち、インターネットに自然と触れてきた彼らは、社会貢献に対する意識が比較的に高く、仕事を選ぶ判断軸としても「いかに人や社会の役に立てるか」を重視する傾向も強くあります。
こうしたアンテナを張っている次世代への期待と信頼につながり、優秀な人材を獲得できる好循環にも影響してくるでしょう。

これからの社会の原動力となる世代への理解を深めることは、今後の人材採用・活用に必要不可欠です。過去記事では彼らが持つ特徴的な価値観の大まかな傾向などを解説していますのでぜひチェックしてみてください!

③ 従業員のモチベーションの向上

企業がSDGsに取り組み、職場環境の整備が進んだりスキルアップできる場がつくられたりすることにより、関わる人材は働きがいを感じやすくなるでしょう。結果的には、より成長したいという思いを強めたり、目標達成のために自発的に考え行動するメンバーも出てくるかもしれません。
これは社員に限ったものではなく、外部人材やパートナーなども含まれます。ステークホルダーそれぞれが業務の意義を感じ、同じ目標を達成するための有機的なコミュニケーションが活発化していけば、それは組織・チーム全体の活性化にもなると考えられます。

過去記事でも紹介していますが、個々の力を最大限発揮するだけでなく相乗効果を生み出していくことで、より高い目標の達成にもつながっていくでしょう。


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いかがでしたか?
今回のテーマである「SDGs」は、環境分野に限らず、経済成長や多種多様な人材活用など幅広い取り組みを通じて、より良い世界、より良い社会に向けての大きな役割を果たしています。
事業活動だけではなく社会課題にも取り組んだビジネス戦略を形作ることができれば、自社の価値やブランド力の向上、そして人手不足や知見不足の解消も期待できるようになるはずです。

企業や組織のパフォーマンスを高めるためにも、一人ひとりが働きがいを感じながら仕事をできる環境作りを行うことが一層重要になる時代。ぜひ、ご自身の企業でSDGsの取り組みを実践する参考にしていただければと思います!

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