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副業解禁から4年で何が変わった?企業が考える「副業」と人材活用の今を解説!

こんにちは。スキイキ広報担当です。

最近気温が上がってきたせいか、マスク着用がいつまでか?などというニュースもよく見かけますね。2020年からマスク生活がスタートし、日常の変化があった方も多いと思います。

コロナ禍に入る前の2018年は「副業解禁元年」と呼ばれているのですが、そこからコロナショックを経て、多様な働き方が広がり「副業」に対する考え方も変化しています。

そこで、本記事では企業目線に立ち、「企業の副業への対応がどのように変化したか?」をご紹介します。

既に副業解禁や、副業人材の受け入れを行っている企業の方も、これから検討するという方も、最近の状況を把握するのに役立てていただければと思います。

💡『スキイキ』とは…
マイナビが運営する、フリーランス・副業人材と企業をつなぐマッチングプラットフォームです。
専門性の高いスキルや経験を持つプロフェッショナルと必要業務に絞り協働関係を築くことで、企業が抱える人材・ノウハウ不足の解決をサポート。両者の出会いを通じ、個人には活躍とキャリア形成の機会を、企業には変化の激しい時代にあった柔軟なチーム作りのカギを提供します。

企業が考える「副業」の今。前向きに考える企業が増加?

まず、企業における副業の実態を見ていきましょう。

パーソル総合研究所が2021年3月に行った『第二回 副業の実態・意識に関する定量調査』によると、副業の容認率が、2021年は55.0%と、2018年の副業解禁元年と比べ、3.8%上昇していることがわかりました。

副業を容認する理由として、「従業員の収入補填のため」が34.3%と最も多く、「禁止すべきものではないので」「優秀な人材の定着のため」「優秀な人材の確保のため」などの理由が増加しています。

このことから、副業への認識が一般化しつつあることが見えてきます。

また、実際に副業人材を受け入れているかの状況で言えば、「受け入れている」と回答した企業が23.9%、「今後受け入れる意向がある」と回答した企業も23.9%となっており、約半数が受け入れに前向きであることがわかります。

副業人材の受け入れ理由として、「多様な人材確保が可能だから」が26.4%で最多となっているほか、「高度なスキルをもった人材確保が可能だから」「迅速に人材確保が可能だから」「新たな知識・経営資源の獲得が可能だから」といったようにスキルを社内に取り込み即戦力として人材を活用する動きが見られます。

また大企業においては「新規事業の立ち上げ/推進のため」「新たな知識・経営資源の獲得が可能だから」「オープンイノベーションの促進」などの目的が多く挙げられ、企業の成長を見据えた人材活用を意識していることがうかがえます。

このように、副業解禁や副業人材の受け入れなどに懸念を示していた企業も、徐々に前向きな検討をし始めていることがわかります。

次からは、企業で副業を解禁する時、また副業人材を受け入れる時に押さえておくべきポイントをそれぞれ解説します。


外部人材受け入れのメリットと、意識したい2つのアクションとは?

ここからは、外部から副業人材を受け入れるメリットについて紹介します。

副業解禁のイメージは湧きやすいものの、実際に受け入れる側は想定ができないというケースもあるかもしれません。そこで、今回は3つのメリットを取り上げます。

まず1つめは「外部の人材を受け入れることで新たな知見を得られること」

他業界で活躍している人材を受け入れるケースも考えられ、その場合には新たなノウハウを社内に入れることができ、またそれを蓄積することも可能です。

2つめは「社内人材のみのチームでは生まれにくい、イノベーション創出に繋がること」

1つの企業の中では、似たような人材が集まりやすいのも事実です。外部から人材を受け入れることで、今までは思いつかなかったようなアイデアが出てきて新規事業に繋がる可能性があるでしょう。

3つめは「社内活性化によるモチベーション向上や企業PRに活用できること」

優秀な外部人材を受け入れればチームが活性化し、メンバーのモチベーション向上に繋がる場合があります。また、外部人材を含めたチームで多様性があることで、より優秀な人材が集まりやすくなるとも考えられます。

過去の記事では、副業受け入れがもたらす効果を事例で紹介しているので、こちらもチェックしてみてくださいね。

では受け入れる際に、マネージャーやリーダー層が意識すべきことは何でしょうか?

大きく2つ挙げるとすると、プロジェクトや日々の業務で求めているスキルを明確にすること、そして人材がその業務に関わることでどのようなスキルを得られるかを伝えることです。

外部人材が副業をする理由としては、「新たな知識や経験をえるため」というものが上位を占めていることから、人材にとってどのようなノウハウや経験を得られる環境なのかをはっきりと伝えることで、受け入れ後のミスマッチも防げるでしょう。

このように外部人材を受け入れる前にポイントを押さえ、受け入れるプロジェクトやチームの環境を整えてみてくださいね。

外部人材の業務マネジメントをスムーズに行うコツについては外部人材活用ガイドブックでも紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

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自社の副業解禁の際にマネージャーが気をつけたい4つのポイント

副業解禁の際に気になる点としてでよく挙げられるのが、「業務がおろそかにならないか?」という点ではないでしょうか。
ここでは、そういった課題を解消し、業務へプラスにはたらかせるために必要なポイントを4つご紹介します。マネージャーやリーダー層の方に参考にしていただければと思います。

ポイント①「副業の労働時間の把握」

副業解禁することで、過重労働が問題になったりするケースもあります。そこで、副業での労働時間をマネージャーが把握し、通常業務とのバランスが適正かを確認しておくと、そのリスクを抑えられます。
副業を含めた労働時間を把握しておくことで、最適な人材配置を考えたり、任せる仕事を調整したりすることが可能になります。

ポイント②「定期的な面談・ヒアリング」

労働時間の把握もそうですが、今の業務や副業に対しての考えを聞くことで、チーム内での連携が取りやすくなったり、モチベーション向上に繋がったりすると考えられます。

ポイント③「副業についてのアドバイス」

メンバーとコミュニケーションをきちんと取りながら、副業に関してアドバイスをすることも重要です。
さらにスキルを伸ばしていくための方法や、すぐに業務に活きる副業の種類などもアドバイスすることで、本業と副業ともにプラスにはたらくと言えます。

ポイント④「副業に対する肯定的な評価」

「副業をしているから、業務に力を入れていないだろう」という考え方をするのではなく、別の時間を使ってスキルアップを図ったり、経験を積んだりしているという認識を持つことが重要です。
マネージャーが副業に関して偏った見方をしていると、メンバーが企業から離れていく原因にもなりうるので注意する必要があります。


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いかがでしたか。
副業を容認する企業や、副業人材を受け入れる企業が増えていることが調査データからも見えてきますね。社員ではなく、外部人材だからこそ得られる受け入れのメリットがあることを実感していただけたかと思います。

外部人材を探すのが難しいように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、スキイキのようなマッチングプラットフォームを活用して人材の受け入れを行い、プロジェクトの推進に繋がっているケースも多くあります。ぜひ活用してみてくださいね。