見出し画像

多種多様な業界・業種で広がる業務委託。ユースケースやメリットを解説

こんにちは!スキイキ広報担当です。
早いものでもう10月ですね。ここから仕事のエンジンがかかる方も多いのではないでしょうか。

さて、今回は「外部人材活用の工夫」をテーマとして取り上げます。
人材確保や生産性向上を課題とする企業が多い中、専門スキルを有する外部人材を活用するケースが増えています。しかし、「外部人材の活用を前向きに考えているものの、どのように進めれば良いかわからない」という不安を抱える企業担当者の方も多いかと思います。
本記事では外部人材を上手に活用している事例やそのメリットをご紹介します。

営業からマーケティングまで!外部人材活用はエンジニアやデザイナーだけではなくなってきた

近年、働き方が多様化する中、フリーランスや副業などの外部人材を積極的に活用する企業が増えています。ニュースでも外部人材という言葉をよく耳にするようになり、メーカー・商社を始めとする大企業や自治体、教育現場などでも普及しつつあります。
幅広い分野で、多種多様な人材を起用する動きが出てきていますが、それに取り組む目的や職種などに特徴はあるのでしょうか。

フリーランス・タレント・プラットフォームを提供するランサーズ株式会社の『外部人材(フリーランス)活用実態調査』によると、活用の目的としてもっとも多いのは「新しい知見の取り入れ(32%)」で、そのほか「人材不足のケア(27%)」「業務効率化(27%)」などが挙げられました

画像7

特に「新たな知見の取り入れ」を目的にする場合では、企画営業やマーケティングリサーチ・分析などの職種の外部人材を活用し、協働しながら、ノウハウを蓄積していく例が増えています。

一般的に、外部人材活用と聞くと、デザイナーやエンジニアをイメージするかと思います。実際、それらの職種も多いものの、最近では営業や事務、コンサルタント、人事のような一般総合職種も増加傾向にあるのです。

プロフェッショナルとして働く外部人材と企業をつなぐマッチングプラットフォームであるスキイキに登録しているユーザー情報を見ても、営業やマーケティングなどの職種が上位を占めており、幅広いスキルを持った人材が集まっていることがわかります。

画像6

企業規模や成長フェーズに合わせた外部人材活用を行うことがポイント!

では、外部人材を上手く活用している企業の3つのユースケースを見ながら、成果に結びつけるための体制やコツをご説明します。

【M社(転職・採用支援)の事例】
→外部人材が長く活躍できるよう、評価制度や教育プログラムを用意!

M社では社内のメンバー300人のうち、約70人が業務委託として参画。エンジニアからデザイナー、広報、UXライター、データサイエンティストなど、様々な職種の外部人材を起用しています。

特徴的なのは、業務委託のメンバーにも長く活躍してもらうために、下記の工夫を取り入れていることです。
●オンボーディングチームを作り、業務に関する知識をインプットするプログラムを設ける
●社員と同様に評価制度を導入しながら、成果に応じて報酬改定を行なう
そうすることで、業務委託で入っている外部人材が組織やチームに馴染みやすくなると同時に、自身の成果が明確に見えて成長を実感できると考えられます。

【T社(アプリ企画)の事例】
→外部顧問として必要な時間だけ参画してもらい、意思決定をスムーズに!

T社は、もともと学生発のベンチャー企業で、創業初期にはプロフェッショナルと言える人材が不足していたため、業務委託のメンバーと開発を進めました。

中でも、上手くいった事例は、外部顧問に外部人材を起用したこと。「どんな順番で何をすれば良いか」のアドバイスをもらったり、スピーディーな意思決定をしてもらったりすることで、プロジェクトを飛躍的に前進させました。
ハイレベルな人材にフルタイムで入ってもらうとすると、規模の小さい企業にとってはコスト面で悩むこともあるでしょう。しかし、T社では週○時間程度と必要な時間を決めて参画してもらうことで、企業の成長フェーズに合った外部人材活用ができています。

【E社(メガベンチャー)の事例】
→社員と外部人材の人数比率を同じにして、マネジメントの負荷を低減!

E社は、エンジニアが在籍するエンジニアリンググループがあり、100人の正社員に加えて、約60人の外部人材を活用しています。人数が多くなれば、付きまとうのがマネジメントの問題です。
E社では、社員1人に対して業務委託1人というように、人数の比率が1:1を超えないようにしています。そうすることで、社員がマネジメントに多くの時間を割かなければならないという状況を回避できます。

画像5

このように3社の事例を紹介しましたが、各企業ごとに外部人材の活用体制と仕組みを工夫していることが伺えます。実際に外部人材活用を進める際には、自社の規模や成長フェーズに合わせた体制で行なっていくことが重要なポイントと言えるでしょう。

なお、外部人材を活用する上では、豊富なスキルを持ったプロの人材とマッチングできる、私たちスキイキのようなサービスの活用もおすすめです。
プロ人材のユーザーが多く活躍しているので、プロジェクトを成功に導いてくれる人材とマッチングすることが可能です。ぜひ具体的な職種などもチェックして検討していただければと思います。

画像6

外部人材活用のメリットは、組織の課題をブレイクスルーできること!

先述のように、方法やコツを押さえて外部人材活用を行なえば、企業にとっても社員にとってもメリットが多くあります。
そこで、大きく2点に絞ってメリットを見ていきます。

メリット①:客観的な視点から課題の解決方法を提案してもらえる点

外部人材は、様々なノウハウや経験を持っているので、「目の前にある課題をどのように打破していくか」の意見やアイデアを提案してもらうことができます。
また、プロジェクトを推進する中では、社内のメンバーも気付いていない問題が潜んでいる場合もあります。そのような見えないリスクを洗い出す際に、壁打ち役として外部人材を活用し、客観的な視点からフィードバックをもらうのも有効な手段の一つです。そうすることで、スピーディーに課題を発見・解決でき、より良い成果へとつなげられるでしょう。

画像5

メリット②:組織の壁をブレイクスルーしプロジェクトを前進させられる点

日々自社の商品やサービスに向き合っている社員の間には、暗黙の了解が生まれたり、組織の守るべき規則に縛られてしまったりする部分もあるかと思います。
外部人材の中には、ほかの企業でも働き、ルールや組織体制における課題を解決しながら、プロジェクトを前進させた経験を持つ人材もいます。そのため、過去の経験で培った視座から、組織のボトルネックを発見し、改善に向けたアクションを実行できると考えられます。
また、社内メンバーからすると、外部人材はほど良い緊張感もあるので、指摘も真摯に受け止めやすく、より良いアウトプットにつながるという側面もあるでしょう。

画像5


* * *


いかがでしたか?
事業拡大や企業成長のためには、即戦力となる外部人材の活用が効果的と言えます。外部人材を活用する上では、企業やプロジェクトの方向性を見ながら、体制や仕組みを整えていくことが大切です。

まず外部人材活用の第一歩として、私たち『スキイキ』のようなマッチングプラットフォームの活用も検討すると、より具体的な人材戦略へと落とし込めるのではないでしょうか。