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Z世代の育成方法とは?イマドキの新人・若手が描くキャリアや価値観にフォーカス!

こんにちは!スキイキ広報担当です。
8月もあとわずか。月末で忙しくされている方が多いかと思います。

さて、今日は「Z世代」について取り上げます。
最近キーワードとして触れることも増えたこの若年層世代、皆さんはその価値観や特徴の傾向についてご存知でしょうか。これからの10年は、2000年代以降に社会人になったこの「Z世代」が社会を推進していく原動力となっていくこともありますので、彼らへの理解を深めることは今後の人材採用・活用に直結していきます。

本記事では、「Z世代」が持つ特徴的な価値観を押さえながら、これからの組織・チーム作りに必要な観点についてもご紹介します。

💡『スキイキ』とは…
マイナビが運営する、フリーランス・副業人材と企業をつなぐマッチングプラットフォームです。
専門性の高いスキルや経験を持つプロフェッショナルと必要業務に絞り協働関係を築くことで、企業が抱える人材・ノウハウ不足の解決をサポート。両者の出会いを通じ、個人には活躍とキャリア形成の機会を、企業には変化の激しい時代にあった柔軟なチーム作りのカギを提供します。

現代の若者「Z世代」の根底にあるのは “大きな社会情勢の変化” ?

まず「Z世代」とは、1996年以降に生まれた世代を指す言葉です。
アメリカのマーケティング業界の分類で、1970年代を「X世代」、1980年代~1990年代前半を「Y世代(ミレニアル世代)」、その次を「Z世代」としています。

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Z世代は、インターネットが普及した環境に生まれ、スマートフォンやSNSを当たり前のように使いこなすソーシャルネイティブです。インターネットを介して自分の考えを主張したり、コミュニティを広げることを得意とする特徴があります。

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彼らが育ってきた社会背景を振り返ってみると、不況や災害など様々な局面を経験してきていることになります。リーマンショック(2008年)や東日本大震災(2011年)にはじまり、最近では新型コロナウイルス感染症のパンデミック(2020年)といったように、大きな社会情勢の変化に多くさらされているのです。

こうしたバックグラウンドを持つ彼らの根底にあるのは “先行きが不安定な時代の中で暮らしている” ということです。そのため、消費に対してはほかの世代よりも保守的であり、モノを所有するよりも友達と楽しいコトを体験するという精神的な豊かさを求める傾向もあります。

これからZ世代が続々と社会に進出していくにつれて、経済や雇用の前提に大きな影響を与える存在でもあり、
現在のビジネスを作り動かしている世代にとってこそ、彼らの考え方や価値観に注目すべきポイントが多く潜んでいるのです。


Z世代は個を尊重し社会貢献意識が高い?特徴的な価値観の傾向を知っておこう

さて、Z世代が持つ具体的な傾向についても整理しておきましょう。中でも特徴的な3つの項目について挙げてみました。

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その1【キャリア形成】会社への帰属意識は薄く、個人のスキルを磨く

一つの会社に囚われず、副業や転職、ジョブ型雇用の企業への就職を選択し、自身のスキルを磨いていくことを大事にする傾向があります。必要なスキルを身につけることが、会社や社会に何かあった時のリスクヘッジになると捉えているようです。
そのため、「本業以外でも様々な経験をしてスキルアップを図りたい」あるいは「自分のキャリアに合わせて職種を選んでいきたい」という考え方をしています。

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その2【性格】多様性を認め、周囲との調和を重んじる

この世代はインターネットを介して人とのつながりを常に持ってきたため、協調性が高い傾向にあると言われています。見ず知らずの他人でも、共感できる人や共通の趣味・興味を持つ人と仲間意識を持ち、情報共有を活発に行うことができるのです。
職場環境においても、他者との競争意識は低く、お互いに助けあったり個性を尊重しあうなど、周囲との調和を重視し多様性を認める姿勢が見てとれます。

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その3【問題意識】環境や貧困などの社会課題に対する意識が高い

SNSを通じて世界中の情報に日常的にアクセスでき、環境破壊や自然災害、貧困、ジェンダーなどの社会問題に触れる機会が多いことから、それらを「どのように解決したらいいのか」「自分には何ができるのか」と考えて貢献したいという意識も比較的に高いようです。

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Z世代を巻き込んでいく組織作りのための3つの基本要素

これから企業・事業が成長を生み出していくためには、こうした世代の社会的背景や価値観を踏まえて、次の10年に中核となるZ世代に軸足を置いてチームづくりをしていく必要があります。
特に重要となる基本要素をピックアップします。

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① 専門性重視の採用・育成

これからのZ世代は、1つの会社にこだわるというよりも、自身のキャリアアップに合わせた働き方を求める傾向があります。企業としては、長期的に育成することを前提とした旧来の「メンバーシップ型雇用」のみではなく、職務領域や報酬基準を明確にすることで、ハイレベルな人材の専門スキルを適材適所で活用しやすくなる「ジョブ型雇用」の考え方を取り入れるべき必要性がこれまで以上に高まります。
つまり、 “専門性を活かしたい/磨きたい” というスペシャリスト志向のZ世代を呼び寄せやすくできれば、それが次世代の企業経営・事業運営のカギを握ることになりえるのです。

② 多様な人材形態の受け入れ

専門性の高い人材を有効に活用していくためには、正社員を前提とした雇用形態の区別をするのではなく、副業・兼業やフリーランスといった形態の受け入れ、働く場所を問わないテレワークなど、人材の形態・稼働方法の選択肢を増やしていくことも大切です。専門性や貢献・成果を重視する潮流が高まっていく時代では、そのスキルや意欲を活かしたマルチワークも当たり前の社会になっていきます。
一人ひとりが働きやすい、多様なスタイルに対応した労働環境やコミュニケーション文化を整備することができれば、柔軟な働き方を求めるZ世代の活躍を一層促すことができるでしょう。

③ パーパスやビジョンの開示

社会貢献の意欲が高く、自身が思い描く仕事観やキャリアビジョンに合う/共感できる企業かどうかを重要視する傾向にあるZ世代に対しては、経営のパーパスや事業のビジョン、つまり職務上の理念を打ち出してアピールすることで意欲的な人材獲得ができるようになるでしょう。

もちろんこれは採用の観点だけではなく、あらゆる形態の人材でチームを組み成果を上げるためにも大切なことです。
私たちスキイキが掲げるチームビルディングの考え方にもつながりますが、メンバーそれぞれが相互にバックグラウンドや価値観を認め合いながら、有機的な関係性のもとに同じ方向を目指せるかが生産性に影響しやすくなっていきます。

チームビルディングに関しては、こちらの「ガイドブック」にもまとめているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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いかがでしたか?
ビジネスの未来を左右するのは、次の10年でチームの核を担っていく「Z世代」です。社会環境の変化も激しくなる中、彼らの根底にある背景や考え方の傾向を理解し、人材形態も問わず巻き込んでいけるような経営・事業運営がより必要になっていくでしょう。

今回のポイントをおさえ、様々なバックグラウンドや価値観を持つ人材が相互に影響を与え、パフォーマンスを高め続けられるような次世代のチームビルディングを意識してみてくださいね!