企業にとっての課題が明らかに!?フリーランス活用の目的と実際
こんにちは。マイナビのスキイキ広報担当です。
ここ最近、涼しいと感じる日が増えてきて秋の訪れを感じます。
まもなくマッチングプラットフォーム『スキイキ』がオープンすることもあり(更新:2020年10月にオープン済み)、例年よりも秋になるのが待ち遠しい今日このごろです。
さて、先日のnoteでフリーランスの業界動向について少し書きましたが、今回はその続編として、より具体的な内容をまとめていきます。
企業の人事担当者あるいはプロジェクトマネージャーなど採用に関わっている方はもちろん、フリーランスで仕事をしている方にも業界の動きをつかむ参考にしていただけたらと思います。
そもそもなぜフリーランスを活用するのか?
フリーランスの働き方や種類などについて知っていくと、近年話題になっている理由がわかってきます。では、そもそもフリーランスを活用する目的にはどのようなものがあるのでしょうか。
スキイキの広報担当になるまではあまり注目していなかったのですが、調べてみるなかで、なるほどと思うことが多くありました。
三菱UFJリサーチコンサルティングが行った調査によると、企業がフリーランスを活用する主な目的は以下の通りです。
なかでも最も多く挙げられたのが「社内にはない技術やノウハウ、知識を得られる」という項目。
企業にとっては、フリーランスを活用することで即戦力としたいというのはもちろんあると思いますが、新たな技術やノウハウ、知識を入れて、社内の活性化にもつなげたいという期待がうかがえます。
どういった職種でフリーランスが活用されているのか?
さて、フリーランスを活用する目的を整理すると、スキルを取り入れたい、あるいは柔軟に活用したいという企業側のニーズが見えてきます。
では、実際にどういった職種のフリーランス人材が活用されているのか、今後活用が増えそうな職種は何かを考えてみたいと思います。
自分自身のイメージでは、IT系の職種でフリーランス活用が進んでいる印象を持っていました。
というのも、IT業界ではプロジェクトベースで仕事をすることがほとんどで、そのプロジェクトに必要な人材を結集させることから、フリーランスという働き方にマッチしやすいと考えていたからです。
プロジェクト案件ごとにフリーランスの方に業務委託するというのが自然な流れだと感じていました。
ただ、実際の動向調査を様々見ていると、フリーランスの活用実績として、最も多いのは実は「経営・ビジネス系」。経営企画、新規事業開発、人事、経理・財務、法務、広報、マーケティング、営業といった、どの企業でも必要とされている職種だったのです。
次に続くのは、「クリエイター・アーティスト系」。Webデザイナー、ライター、イラストレーター、翻訳・通訳、カメラマン、スタイリストなどが、このなかに入ります。比較的フリーランスで仕事をしている人も見かけるように思うので納得の結果。
そして、次が「IT・エンジニア系」でした。
今後の活用という面で見てみると、経営・ビジネス系、IT・エンジニア系を中心にかなり伸びしろがありそうな結果となりました。DX化が進むなかで、よりフリーランス活用のニーズも高まりそうです。
また、これまでフリーランスにあまり馴染みのなかったビジネス系の業務領域においても積極的にプロの知見や能力を取り入れたチーム設計や人材計画を行う必要が出てきており、積極的にフリーランスを活用できるかが今後の鍵になってくるかもしれません。
フリーランス活用のよくある課題とは?
ここまでフリーランス活用について見てきましたが、実際に活用するとなると課題もありそうです。大きく分けると以下の3点が挙げられるかと思います。
初めてフリーランス活用をするときに、まずどこから始めたらいいのかと悩むケースも少なくないと聞きます。活用実績のある企業がどのようにフリーランスを探したかを聞いてみると、家族、親族、知人などの身近な人がフリーランスだったという場合や、同業者から紹介してもらったというケースが多いようです。
となると、そういったつながりがない企業の担当者(人事やプロジェクトマネージャー)の方にとっては、フリーランス活用のハードルが少し高くなってしまうのかもしれません。
また、実際にフリーランス活用に踏み切ったとしても、費用対効果が不明瞭であったり、発注した業務をこなす能力がきちんとあるのか不安に感じてしまったり、悩み事は尽きません。
今後、フリーランス活用の拡大を見たときには、これらの課題を解決していく必要がありそうです。
フリーランスの必要性やどういったフリーランスを活用するかが、社内で固まったとしても、闇雲に探すのでは時間と労力の無駄になってしまいます。だからこそ、総合的にそのサポートをしてくれる人や会社にまずは頼ることが安心感につながるのではないでしょうか。
そこを糸口に、外部フリーランスとの長期にわたる取り組みから信頼関係が生まれることもあり、そうなるとできることの幅や深さも変わってきます。
今後、雇用形態にこだわらない柔軟なチームビルディングを当たり前にしていくには、フリーランス活用はいずれ重要な鍵になってくると考えられます。
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いかがでしたか。
こうしてフリーランス活用について、目的や職種、課題などの面から考えてみると、私たち『スキイキ』が人事担当者やフリーランスの方など多くの人のお役に立つことはきっと出来ると、そう思います。
フリーランスをどのように探したらいいか悩んでいる企業の方、スキルを活かして仕事の幅を広げたいフリーランスの方、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか!