チームの”多様性”にはどう向き合うべき?結束力を高めるためのマネジメント術
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チームの”多様性”にはどう向き合うべき?結束力を高めるためのマネジメント術

こんにちは!スキイキ広報担当です。
10月もまもなく半ばですね。四半期決算の対応でお忙しいという方もいらっしゃるかと思います。

さて、今回は「チームの多様性」について取り上げます。
グローバル化の進展、女性の社会進出、ミレニアル世代の台頭により、国籍・性別・年齢などの表層の多様性だけではなく、フリーランスや副業・兼業といった人材形態の多様化によって、様々なメンバーと協働する機会が増えています。
本記事では、日本企業における多様性の実態を取り上げながら、成果を出せるチーム作りのポイントをご紹介します。

多様性が高いチームは、業務も人間関係も上手くいきやすい?

近年、ダイバーシティ推進の取り組みを実施している企業が増えています。今後も組織やチームにおける人材の多様化は進んでいくことが予想されますが、それは業務や人間関係に対してどのような効果をもたらすのでしょうか。

株式会社リクルートマネジメントソリューションズが2019年に20~50代の会社員351名に行なった『チームにおける多様性経験に関する実態調査』によると、多様性が高いチームというのは、主に「年齢層の幅が広い」「保有する知識やスキルのレベルのバラつきが大きい」「職務経歴の多様性がある」といった認識をされていることがわかっています。
職務系統別にも特徴があり、「営業職では勤務地」が、「サービス職では勤務地・勤務形態・雇用形態・専門性」が、「事務と技術では専門性」が多様である傾向が強いようです。

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そういった定義に当てはまるような多様性が高いチームのうち45%が「業務、人間関係、共に良好」と感じていることが明らかになりました。
事務系、営業系、技術系など職種や立場に関係なく、協力し合う環境が整っていたり、気軽に発言や相談がしやすい雰囲気があったりなど、相互に多様性を認めることがチームに良い効果をもたらしていることもわかります。

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また、実際に働くチームが多様でよかったと感じる点については、「自分にはないノウハウを享受できる」「多角的な視点で課題をクリアできる」「好奇心や向上心が刺激される」といった回答が挙がっています。人間関係が良好なことに加え、業務を推進する上でも多様性がチームにプラスの影響を与えているようです。

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このように多様性のあるチームでは、各メンバーを理解し尊重しながら協働することで、個々が力を発揮し、チームの成果の向上につながると考えられます。

混乱や衝突を乗り越えてこそ、多様性のあるチームが結束する!

多様性のあるチーム作りをしていく、あるいは既存のチームに多様性を受け入れていくには、チーム形成のプロセスを理解しておく必要があります。オハイオ州立大学の元教授B・W・タックマン氏が1965年に提唱した「タックマンモデル」という組織マネジメント理論では、チームの状態を下記の5段階で説明しています。

【タックマンモデル】
1.形成期Forming:チームの初期状態であり目標などを模索している
2.混乱期Storming:目標などを巡り混乱や意見の対立が生じる
3.統一期Norming:目標や役割の認識が一致しチームが安定する
4.機能期Performing:チームが成熟し個々の力が十分に発揮される
5.散会期Adjourning:目標達成や制約によりチームが解散される

各段階において、リーダーやメンバーはそれぞれ異なる行動をとる必要があると考えられています。
特に2段階目の「混乱期(Storming)」では、多様性が問題となります。チームの目標やあり方をめぐって、混乱や意見の対立が起こるためです。異なるバックグラウンドを持つメンバーが、考え方や仕事の仕方、姿勢などのすれ違い・衝突を乗り越えていくことで、意思決定の方法を学び、チームを安定させることにつながります。

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この段階では、リーダーが「静観」を基本としながらも、各メンバーが意見を出しやすい場をつくり、敢えて混乱が起きるように調整することも重要になってきます。日本ではディスカッションを頻繁にするという文化ではないため、チームでメンバーそれぞれの考え方や聞いたり、価値観を理解したりする場作りをすると良いでしょう。

多様性と向き合い、信頼関係を築くための3つのポイント

多様性のあるチームを作るためには、リーダーがチーム作りの段階を押さえた上で、メンバーとの信頼関係を構築する必要があります。特に意識したい3つのポイントをご紹介します。

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ポイント①:チームの目的やビジョンを明確にする

様々な意見が飛び交う混乱期では、各メンバーの目標も曖昧になりやすく、モチベーションの低下にもつながってしまいます。そこで、自由に意見を発散させながらも、チームとしても目的やビジョンを明確に示し、各メンバーの役割を具体的にしていくと良いでしょう。
一人ひとりの役割が定まることによって、モチベーションが向上し、チームの一体感も生まれ、プロジェクトが前進していくと考えられます。

ポイント②:相互理解を深められるコミュニケーションの機会を提供する

多様性を受け入れ、成果を出せるチーム作りをしていく上では、メンバー同士のコミュニケーションが必須です。特に相互理解を自然に深められるような場を整えていくことがマネジメントのポイントです。たとえば、ミーティング前のアイスブレイクや、懇親会・レクリエーションなどの時間を用意することが手段として考えられます。
お互いの価値観や考え方を共有できると、些細なことで衝突してしまう機会も減り、協力して業務に取り組めるようになるでしょう。

ポイント③:感情的にならずお互いを尊重したフィードバックを行う

こちらは、主に業務遂行の際に注意すべきポイントです。自分の意見ややり方を否定されてしまうと、つい感情的になってしまうメンバーも少なからずいます。お互いに相手を尊重しながら建設的な議論ができるようにファシリテーションしていくことが重要です。

フィードバックが活発に行なわれることは、PDCAサイクルを回して業務を改善する上で必要不可欠です。的確な内容を伝えているとしても、怒ったような口調や、相手を見下した言葉遣いをしてしまうと、反省点を素直に受け入れることが難しくなる上、チームの雰囲気も悪化しがちです。
丁寧なフィードバックを心掛けると、意見も通りやすくなり、各メンバーの成長機会にもつながるでしょう。その積み重ねにより、チームの信頼関係が構築され、より成果が出やすい状態を作れると考えられます。


このようにマネジメントのポイントを押さえることで、多様性のあるチーム作りを進めていくことができます。過去の記事でも外部人材を含めたチームビルディングのコツをご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!


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いかがでしたか?
今後も社会変化により様々な人材が協働する機会が増えていくと予想されます。多様性のあるチームをマネジメントする際には、今回ご紹介したようなポイントを押さえていくことが大切です。
ぜひ成果を出せるチーム作りのために参考にしてみてはいかがでしょうか。

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