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これからの時代の働き方!副業・フリーランス人材の実態を整理してみよう

こんにちは!スキイキ広報担当です。
今年も後半戦に突入し、業績評価をしている企業も多い頃かと思います。そんな中、自分自身のスキルをもっと活かしたいと考えている方も増えているように感じます。

フリーランスに転向しようか、などと検討している方も多くなってくるかもしれません。そこで、今回はフリーランスの基礎的な部分について書いていきたいと思います。

今、フリーランスの規模が大きく伸びている?

さっそくですが、日本でフリーランスはどのくらいの人数がいると思いますか?
ひと言でフリーランスと言っても、種類がいくつかあるのですが、広義のフリーランスでいうと2019年の調査では1087万人もいるそうです。
2015年の段階では913万人だったというので、およそ2割も増えているのです。

この調査はアメリカのエデルマン・バーランドの「Freelancing in America」を参考に、日本でもマクロミルがオンライン調査を実施。
アメリカではフリーランスの人口は2019年で5670万人と規模が大きい印象ですが、日本における2015年からの成長率を見てみると6.9%増なので、日本ではフリーランス人口の増加が著しいことがわかります。

最近フリーランスで働いている人が増えているようだという実感は、数字でも表れているようです。

フリーランスは4タイプある?

さて、先ほどの調査で広義のフリーランスという言い方をしたのですが、実はフリーランスとひと口に言っても4つの種類があるのをご存じでしょうか。

正直に言いますと、つい最近まで「フリーランス」にいくつかタイプがあるとは思っていませんでした。雇用関係ではないのだろうなと考えていたくらいです。
ここで改めて、それぞれについて簡単に整理できたらと思います。

①副業系すきまワーカー:本業(常時雇用)に加え副業として仕事
②複業系パラレルワーカー:2社以上の会社と契約ベースで仕事
③自由業系フリーワーカー:特定の分野で独立したプロフェッショナル
④自営業系独立オーナー:個人事業主、法人経営者

①は若年層が中心で、本業にプラスして仕事があるというようなスタンスです。
②は、自分のスキルや特技を活かして自由度の高いライフスタイルを送っているイメージ。
③は、もともと企業などで経験を積み、独立したパターン。早期退職や出産などのライフスタイルの変化に合わせて働き方を変えた層です。
④は、資格などを活かして長期的に独立しているプロフェッショナル。

こうして整理してみると、属性が大きく違うように思います。①②を合わせると約700万人ということで、複数の企業と契約を結んで仕事をしている割合が意外にも多いということが見えてきました。

副業歴は浅い人が多い?

フリーランスのタイプについて見てきましたが、その属性についてもう少し詳しく整理してみましょう。

まず、性別。④自営業系独立オーナーに関しては男性が8割近くを占めるものの、ほかのタイプ男女で大きな差はないような印象です。

年齢で見てみると、ボリューム層は企業でも中核となる40代がボリュームゾーン。①②の副業・複業系は30~40代が中心、③④に関しては、50代以上のベテラン層が高い割合を占めています。

フリーランス歴で見たときにも、①~③と④では大きな差があり、副業系では2年以内が半数を占める結果に。一方、独立オーナーでは半数以上が10年以上継続していることが見えてきました。

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こういった形で見てみると、副業・複業と呼ばれる働き方をしている人が増えてきたとはいえ、駆け出しの方が多いと言えそうです。今は本業(会社員)一本で仕事をしているという方も、チャレンジしやすい状況にあるのではないでしょうか。
また、企業の人事担当者やプロジェクトマネージャーも、そうした駆け出しフリーランスの人材活用も視野に入れる必要が出てきそうです。


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さて、今回はいかがでしたか。
ニュースで取り上げられる「フリーランス」ですが、今まで持っていたイメージと少し違ったのではないでしょうか?

多様な働き方の選択肢が顕在化してくるなかで、フリーランスとして働きたいという方も増えてくるのではと思います。ぜひこれからこの業界を注目していただけたらと思います。