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アフターコロナこそ押さえたい!オンライン下のチームビルディング術

こんにちは。スキイキ広報担当です。
12月に入り、いよいよ今年もラストスパートですね。

さて、今回は「オンライン環境でのチームビルディング」について取り上げます。
緊急事態宣言が解除され、少しずつ落ち着きを見せていますが、ライフスタイルは早々変わらないもの。特に、働き方に関しては、今後も継続してリモートワークを実施する企業が多いと予想されます。そこで、アフターコロナの組織マネジメントをより効果的に行なうための、チームビルディングのポイントについてご紹介します。

💡『スキイキ』とは…
マイナビが運営する、フリーランス・副業人材と企業をつなぐマッチングプラットフォームです。
専門性の高いスキルや経験を持つプロフェッショナルと必要業務に絞り協働関係を築くことで、企業が抱える人材・ノウハウ不足の解決をサポート。
両者の出会いを通じ、個人には活躍とキャリア形成の機会を、企業には変化の激しい時代にあった柔軟なチーム作りのカギを提供します。

9割近くが今後もリモートワーク継続を希望?

従来、出社するのが当たり前でしたが、リモートワークが普及した現在では、元の働き方に戻すほうが難しいとの見方もされています。緊急事態宣言が解除されても今まで通りリモートワークを継続している企業もあり、今後より良い業務環境の整備に向けて取り組んでいく必要がありそうです。

経営者や幹部向けの転職・キャリア支援サービスを展開する株式会社 経営者JPが今年7月に行なった「今後の働き方」についての調査によると、リモートワークを「継続」する方針だという回答が約9割に上ることが明らかになりました。また、そのうちの約6割が出社とリモートワークの併存である「ハイブリッド型」の勤務体制への移行を検討している状況です。

この背景には、リモートワークを導入しても組織の生産性に悪い影響はなく、多くの人が新しい働き方に順応できていることがあります。同調査でも、エグゼクティブの約7割がリモートワークによって組織の生産性が「上がった」「変わらない」と回答しています。

一方で、リモートワークでのマネジメントには難しさを感じている場合が多く、特にコミュニケーションに課題を抱えており、メンバー個々が働きやすい環境作りに工夫を凝らす必要があると考えられます。


何が違う?オンライン環境でも生産性を高めるチームビルディング術

リモートワークを継続していく上では、組織のリーダーがいかにチームビルディングを行なっていくかが、企業の成長のポイントになるでしょう。そこで、オンライン環境を上手く活用し、チームビルディングを行なっているケースをご紹介します。

ECサイトなどを運営するほか、幅広い事業を展開しているD社では、オンラインを見据えた組織マネジメントを行うことによって、コロナ禍においても大きな混乱もなく、組織・個人ともに早々にニューノーマルな環境に適応することができたと言います。特に業務の進め方や仕組みの観点では、次の3つの取り組みがチームビルディングに役立っているようです。

【取り組み①】組織•個人の「目標」「成果」の明確化

チームの目標管理手法として、OKRを導入していたことです。これは、達成目標Objectivesと、目標の達成度を測る主要な成果Key and Resultsを設定することで、目標達成を目指す手法。まずチーム全体の重要な達成目標と主要な成果を決定し、それとリンクしながら個人の目標・成果に細分化していきます。これにより、チームの目指す方向性と個人のやるべきことが統一され、オンライン環境下においてもチーム一丸となって業務に取り組めたと言えます。

OKRは、特に副業やフリーランスなどの外部人材が含まれるチームにおいても重要です。人材形態に関わらず、各自が事業やプロジェクトのゴールを目指して業務にあたったり、個々のパフォーマンスや目標に対する達成度を適切に評価したりすることが可能になります。
チームのメンバーの力を最大限引き出すための目標設定のポイントについては、過去記事で紹介していますので、ぜひご覧くださいね!

【取り組み②】「自律型組織」の構築

従来の日本企業に多い縦割りの組織に対して、個々に権限移譲を行う自律型組織を構築できていたことです。これにより、外部環境の変化に対しても、それぞれが判断して物事を進めることができたと言います。
チームの各メンバーが自分の役割を認識し、能動的に動くことで、チーム全体としても機能するように変化していったと考えられます。リモートワーク中心の働き方であっても、個々がセルフマネジメントを行うことができるため、生産性を損なわずに業務を推進できます。

新型コロナウイルス感染拡大やリーマンショックなど、予測できない出来事が次々と起こる近年において、企業は外部環境の変化に柔軟に対応できる組織作りを迫られています。逆境や困難を乗り切れる強い組織作りのポイントについては、過去記事でご紹介していますので、ぜひチーム作りの参考にしてみてくださいね。

【取り組み③】相互理解を深めるコミュニケーション手段の整備

D社では、コロナ禍以前からオンライン環境での雑談や連絡グループを設定するなど、チームメンバー間で相互理解を深めるコミュニケーション手段を整備していたことにより、スムーズにリモートワークに移行できたと言います。

そして、「人間関係やモチベーション」といった表に見えにくい部分では、心理的安全性の高いチーム作りをポイントとしています。OKR内に「チーム間連携の項目」を指標として導入したり、雑談しやすい環境づくりを進めたりして、チームメンバー間で意見を出し合うことのできるマネジメントに注力したことが伺えます。

このように、業務環境や仕組みの整備に加え、チームメンバー間の人間関係を良くするための工夫が今後も重要になると言えそうです。

チームメンバーとのコミュニケーションに関しては、こちらの「ガイドブック」でも紹介しているので、チェックしてみてください。

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チームビルディングを支えるオンラインでの取り組みアイデア3選

オンライン環境下でチームビルディングを行なっていくには、メンバー間のコミュニケーションや人間関係の構築が重要ということは理解できたと思います。ここからは、チームビルディングに役立つ具体的な取り組みアイデアを3つ紹介します。

チームメンバー全員で継続的に取り組むことで、お互いの理解を深め、結束力を高めることに役立つので、ぜひ導入してみてくださいね。

【アイデア①】グッドアンドニュー

24時間以内に起きた「良いこと」や「新たな発見」などについてシェアするものです。3人~6人のグループに分かれ、1人当たり1分を目安に順番に発表していきます。チームメンバーの視点や価値観、好きなことなどを知ることができるほか、全員が発表するので、理解が深まり、業務の中でも活かすことができます。ポイントとしては、ほかのメンバーの話をしっかり聞き、話し終わった後に拍手をするなど、受け入れる姿勢をとることです。そうすることで、業務内の会議でも安心感を持ってアイデアを出すことにつながります。

【アイデア②】共通点探し

メンバーがそれぞれ自己紹介をした後に、共通項を見つけていくものです。5人ほどのグループに分かれ、10分程度でいくつ共通項が見つけられるかを競うのも効果的で、チームで一体感を感じられます。リモートワークで業務を行なっていると、他のメンバーと自分にどんな共通点があるのかを話す機会も少ないでしょう。メンバー間で積極的に共通点を探す場があることで、人柄を知って距離感が縮まり、業務での連携もしやすくなるでしょう。

【アイデア③】条件プレゼン

チームごとに設定されたキーワードやストーリーを発表するというものです。いくつかのチームに分かれ、それぞれ話し合い、そしてプレゼンしていきます。どのチームが一番良かったかをリーダーが審査していくと、リーダー自身もチームを全体俯瞰できるのでより効果的でしょう。チームでの話し合い、プレゼンを経るので、コミュニケーション能力を磨くことに役立ち、業務にも直結するでしょう。

このように、マネジメントの一環として、オンラインでメンバーを集めて定期的にコミュニケーションをとれる場を作ることがチームビルディングでは重要です。ぜひ実際に取り入れてみて、メンバーとの関係構築に役立ててみると良いでしょう。

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いかがでしたか。
アフターコロナでも、オンライン環境下で業務を進めていく必要があると予想されます。加えて、今後さらに働き方が多様化する中で、正社員に限らず、副業・フリーランスといった外部人材とも同じメンバーとしてコミュニケーションをとることになるでしょう。そういった場合に備え、オンライン環境下において工夫しながらチームビルディングを行なって、より強いチームを目指してみてくださいね。