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スキイキ事業部を直撃インタビュー!スキルマッチングの今とこれからについて。

こんにちは!マイナビのスキイキ広報担当です。
いよいよ仕事納めな方が多いでしょうか。私たちも来年に向けた準備に慌ただしくなりつつ、新規事業のローンチという大事な年を振り返っているところです。

そんなわけで、今回は『スキイキ』に込めた想いを改めて整理しよう!ということで、急遽、日々の事業運営の根幹を担っているメンバーにインタビューを行いました。

今回参加してもらったのは、事業責任者の光川、そして営業担当をしている梶川と金子の合計3名。
少し長いかもしれませんが、サービスへの、そしてこれからの働き方への熱い想いをぜひご一読いただければ幸いです!

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- スキルマッチングの新規事業を最初に起案したのは、光川さん?

光川:
そうです。私はもともと、関西エリアで新卒採用・育成における法人営業を担当していました。その中で、この新卒での総合職一括採用(メンバーシップ型雇用)というものに疑問を感じるようになりました。重要な企業活動であることは間違いないですが、もっと直接的に事業の成否につながる人材支援をしたい、と。
会社さんによってさまざま方針はありますが、どうしても「どんなタイプの新人を何人とればいいか」というだけの考えに終始してしまうことも少なくありません。でも本来は、人材個々の特性を一律に見定めることはできないし、雇用されたひとりひとりがどんな適性や成長をして貢献するかをもっと具体的にイメージしながら業務をマネジメントしないといけないですよね。
それはつまり、キャリア形成という意味では労働する側にとっても、事業と人材がより密接につながっている会社側にとっても、双方にとってこれからの時代に直面する課題になる気がしました。

そんな想いから、構想をA4一枚にまとめて自主的に専務へ提出したところから始まりました。そこから今いる「独立開業支援室」という部署への異動を経て、サイト運営のチームをはじめ多くの関係者に協力いただき形になりました。

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- スキルマッチングは今、非常に注目を浴び期待される分野だと思いますが、トレンドとうまく重なった?

光川:
結果的にはそういう節もありますね。ただ元々はあくまで、従来のメンバーシップ型雇用における「あるべき仕事にあるべき人を配置するのではなく、人の配置にあわせて仕事を組み立ててしまう」というチームマネジメントを変革しなければならないという想いによるものでした。
それが幸か不幸か、コロナ禍による社会情勢の変化もあってか現代的なサービスと見られているかなという印象はあります。
実際にはもっと前から、早期退職促進や副業制度解禁の潮流が多くの企業から生まれ始めていたりもしたのですが、それがより大衆的に認知されていくようになったのだと思います。

- スキイキを正式ローンチしてから、外部人材の活用についての認知や理解が進んだ実感はありますか?

光川:
実感もありますが、まだまだだと思います。
フリーランスや副業へのポジティブな意識は、個人側に偏っている印象ですね。企業側によっては、「正規雇用より低コストの外注形態で、かつでも法人との取引よりもリスクやハードルが大きい」という認識でいらっしゃるケースもあります。

梶川:
私も、多くの企業さんと商談していて同様の反応を時折もらいますね。
スキイキは、募集の掲載から交渉や契約、支払いまでの事務フローを包括して仲介できるプラットフォームなので、その点では検討しやすく、導入や発注のリスクも最終的にはクリアにしやすいという評価をいただきつつも、
反面、「単発ではなくランニングコストが掛かるとしたら雇用ってこと?」というような、イメージが異なるという声が稀にあります。

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光川:
これは我々のビジョンでもあり、かつ今後のビジネスにおいて日本の労働生産性を向上させていくためにも必要なことだと確信しているのですが、業務委託というのは「正規雇用の代替」や「外注方法の選択肢」ではなく、「プロ人材のスキルやノウハウを社内で活用するチームビルディング」のための手段です。
社員の業務委託化や副業解禁などのニュースが流れると、たびたび「リストラ促進の準備だ」というようなネガティブな先入観による意見が溢れたりしますが、高い専門性を持った人なら間違いなく活躍できる時代になってきていて、特定社内の業務に囚われないぶん幅広い経験を得ながらどんどんスキルアップしていく個人事業主というのはたくさんいます。
そういう外部人材を、組織や部署、プロジェクトチームの状況に合わせ柔軟に、チームとして迎え入れ協働していくための方法として検討してみていただきたいですね。

- 外部人材の活用は企業ごとにさまざまな障壁があるのだと思いますが、うまく活用できれば損はしない?

金子:
そこはものすごく自信あります!
活用いただいている企業さんからは、「マッチングできる人材のレベルが高い」「専門知見や即戦力のある人からの応募が多い」という嬉しい声も多くいただいています。
ありがたいことに、ローンチしてからまだ1ヶ月半ほどですが既に1,700名近くのアクティブなユーザーがいるということもあり(2020年12月時点)、まずはご相談いただければ状況にあわせた活用方法の提案からしっかりお力添えできると思います。

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- 正社員採用ならさておき、業務委託でポジティブな実感を得てもらえるというのは貴重ですね!

光川:
本当にそうですね。まず感じるのは、自己PRが上手な人が多いということ。
自身の持つリソース(スキル・経験・つながり・コンテンツ)などを正しく把握し、かつそれをプロフィールに反映させている人がたくさんいて、そういう場合には応募後のミスマッチが起きにくい傾向にあります。
さらに言うと、そういう方はコミュニケーションも上手いので、チームの一員として参画・稼働してからの評価も高いです。

梶川:
日々マッチング状況を追っていてもその実感はありますね!
活かせるスキルやその場面を客観的に理解されているフリーランスの方がよく活躍しています。そういう人はまさに自己PRも上手いので、応募先企業に積極的に営業するようなスタンスで活発に使ってほしいと思いますね。

金子:
ここ最近では、地方の仕事をリモートで支援するような事例もありました。あとは、新規事業の立ち上げに携わったことのある経営者や、需要の多いWeb周りの経験が豊富なマーケターなども結構いますね。
意外と、ニッチな分野でもマスな分野でも、多彩なフリーランスがいるので満足してもらいやすいと自負してます(笑)

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- 外部人材の導入検討にあたって、まず社内で整理すべきポイントは何になりますか?

光川:
①自分たちは何がやりたいか
②自分たちが何ができるか
この二つを整理するのが一歩目だと思います。この①から②を取り除いたものが、外部人材やツールなどに頼るべき業務領域と言えます。まずは率直に、「なぜ、何を依頼したいのか」を大事にしてほしいです。どのように依頼するかや連携方法などにもポイントはありますが、後の話ですね。
コストについても然り。相場感を知るのも重要ですが、同じ業務内容でも出会うフリーランスによって実際はさまざまですので。

梶川:
まずは社内調整。つまり「活用する人材はどの部署やチームに入るのか」「どんなマネジメントやツールが必要になりそうか」をその当事者となる関連メンバーと話すなりしながら明確にすることですね。
それに踏み出せると、同時に業務の切り出しも考えられると思います。具体的にお願いする領域は何か、またその期間、工数、予算などに目処がつけられると、以降、実際に応募が来てから参画・活躍してもらうまでを効率良く進められるケースが多いです。

金子:
誰に任せるかを判断する人(=選考する人)と、任せる仕事内容に最も詳しい人(=現場の人)が、チームの体制や人材確保の方針についてコミュニケーションを密にとれる状態にある場合、
もしくはこの二つの立場が同一人物の場合には、検討から導入、そして実際の稼働までスムーズに移行しやすいと思います。
スキイキのサービス説明はまず代表の方や人事担当者にすることが多いのですが、最終的には、現場の社員がその外部人材をチームに招き入れるということをイメージし連携できるかどうかがとても大事です。

- 最後に、今後のスキイキの展望、そしてメッセージをお願いします!

光川:
スキイキで生まれたマッチングによって、企業の成長スピードUPに貢献すること。そして、それに関わるユーザーが良質で価値ある経験機会を得られること。まずはこの目標をぶらさず、使っていただく全ての方に満足してもらえるよう目指します。

機能面でも、詳細はまだまだこれからなので未定ですが、例えば面談機能や見積もり機能など、つまり選考作業やフローに悩みがある企業さんでも気兼ねなく使えるようサポートできるものを増やしたいですね。

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そして我々は、こういった働き方やチームビルディングに対する考え方が、これからのビジネスにおいて当たり前になるんだということを啓発しつつ、
企業と個人の双方が、安心安全で、柔軟かつスピーディーに肩を組めるようなプラットフォームを提供し続けていきたいと考えています。
検討にあたっての整理や業務の切り出しなどは楽ではないかもしれませんが、マイナビとして培ってきた知見も活かして組織や事業作りの段階からアドバイスもさせていただけますので、まずは気軽に何でも聞いてほしいですね。
持てるもの全てを伝えさせていただきます!


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いかがでしたか?

スキイキの事業は、「人をマッチングさせる事業」といえばイメージはしていただきやすいかもしれませんが、私たちにとっては、「仕事の在り方から変えていこう!」といったような、もっと大きなチャレンジなのです。

これまでnoteでも業務委託など外部人材の活用についてお話ししてきましたが、「理想のチームとは何か?」「こんな働き方がいいよね」など、まずはイメージを膨らませることからはじめてみませんか?

「仕事の進め方やチームの在り方について不安がある」といったようなお悩みを抱える企業の担当の方、熱意を持ったスキイキのメンバーが誠心誠意ご相談に乗らせていただきます。
ぜひご連絡お待ちしています!