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【徹底解説】”採用のミスマッチ”が起こる原因とは?3つの改善策とポイント

こんにちは。スキイキ広報担当です。

新卒・中途で新しい人材を採用したは良いものの、「すぐに離職してしまった」「採用した人材が現場で活躍できていない」など、ミスマッチの悩みを抱えている企業担当者は多いのではないでしょうか。

また、人材のミスマッチは新卒・中途採用に限った話ではありません。
近年増加しているフリーランス・副業人材への業務委託においても、スキルや方向性の違いなどから「すぐにプロジェクトから離れてしまう」「チームの成果につながらない」という失敗に陥るケースもよく耳にします。

日々、外部人材と企業をつなぐサポートを行なっているスキイキ。今回は、カスタマーサクセス担当の金子がクライアント企業が抱えがちなリアルな悩みをご紹介しながら、適切な外部人材とマッチングするために必要なことを解説していきます!


Q.人材とミスマッチが生じてしまう企業にありがちな問題点とは?【採用前】

【問題点①】正社員と外部人材で同様の基準で判断してしまうこと

正社員採用の際の判断軸では、「長く働いてもらえるのか」「将来性(教育して成長していけるか)」という部分も含めて、色々な候補者の中から相対的に評価するケースが多いでしょう。
しかし、外部人材とのマッチングでは、判断軸が異なります。

外部人材の場合には、「コスト(外注費)」と「依頼した業務に携わってしっかりと成果を残せるか」という点に絞って判断をする必要があります。

例えば、「専門的なスキルはAさんの方が高いけど、物腰が柔らかく会話もしやすいBさんと契約」としてしまうと、失敗してしまうことがあります。
もちろん、コミュニケーションがとりやすいかどうかは重要な判断基準ですが、外部人材は外部人材としての採用基準を持っておくべきだと考えられます。


【問題点②】依頼する業務が明確でないこと

正社員採用の場合は、その人の人間性や将来のポテンシャルを考慮し、採用してから配属を決めることもあるでしょう。

一方、外部人材に委託する業務の多くは、自社にノウハウを持っていない場合もあります。そのため、依頼する業務が曖昧になりがち。何となく良い人材と契約したけど、最初の1ヵ月はまともに業務にあたってもらえず、その後の活用も上手くいかなかったという事態が起こりやすい傾向にあります。

必ずしも任せる業務を100%明確にする必要はありませんが、「これだけは任せたい」という最低限任せたい業務を決めるか、「この課題を解決したい」という解決したい課題をはっきりと伝える、あるいは「このような方法で稼働・参画してほしい」という稼働の仕方を決めておくことが重要です。


【問題点③】企業と人材側の業務スケジュールの感覚に差異があること

外部人材活用では、企業側が想定している時間軸と、人材側の業務スピードに差がある場合、ミスマッチが発生しやすくなります。

例えば、資料作成を依頼した際に企業側では数時間でできると考えていたものが、想定以上の時間がかかったり、3ヶ月で成果が出ると考えていたプロジェクトが、人材側では半年後の成果として考えていたりするケースがあります。
短期・長期問わず、時系列の認識を合わせることが重要です。それを怠ると、プロジェクトの進行が遅れたり、大きなトラブルが発生したりする原因にもなってきます。

このような問題点を抱えているケースでは、事前の面談で業務範囲やスケジュール感をすり合わせる準備をしておくほか、人材の判断軸を決めておくと良いでしょう。



Q.適切な人材とマッチングするために必要なこととは?【採用時】

【ポイント①】人材の要件を固める

外部人材を活用する際、人材の要件を固めるのは、どのような立場の方でしょうか。人事部の場合もあれば、プロジェクトマネージャー、現場のリーダーなど、企業の規模や方針によって様々だと思います。
そのような中で、関係者の間でマッチングしたい人材がしっかりイメージできているかが重要です。
組織やプロジェクトで達成したい目標を明確にし、それを達成する上で不足している役割やスキルを整理することで、人材の要件を固めることができます。

募集前に、「そもそもなぜ募集したいのか?」から立ち返り考え、「どのような人材が適切なのか?」を社内でしっかりと明確にして、募集に臨むと良いでしょう。


【ポイント②】面談対応に現場担当者を必ず入れる

ポイント①と同様に、面談では実際に外部人材とやり取りする現場担当者が、「応募者が求めている人材の要件に合っているかどうか」を確認することで、ミスマッチの回避につながります。
面談に現場担当者が同席していない場合、実際にアサインしてから違和感や認識のズレを感じてしまうことも…。そのため、最もミスマッチを解消しやすい方法として、現場担当者との連携がポイントになってきます。


【ポイント③】人材が「できること」を確認する

書面で「この案件を手掛けた」「このプロジェクトに参画した」という記載を羅列しているだけの応募者には注意が必要です。
実績や携わった案件の中で、「応募者自身がどのような役回りで何に取り組み、どのように実績につながったのか」という部分まで確認するようにしましょう。

また、外部人材は他の企業やプロジェクトで業務を請け負っているケースも多いため、「他にどんな業務をしているか?」「どれくらいの稼働時間が期待できるか?」も把握しておくと、依頼する業務範囲を決める判断材料にもなるでしょう。

このように、採用時にポイントを押さえることによって、適切な人材とのマッチングを実現できる可能性を高められるでしょう。



Q.マッチングした人材のスキルや能力を引き出すためには?【採用後】

【観点①】チーム体制

企業やプロジェクトのリーダーが、「外部人材に直接業務に関する指示を出せている」もしくは「外部人材を含むメンバー個々の状況を把握している」環境を作ることが重要です。
また、リーダーと外部人材の一対一の接点だけではなく、他社員やプロジェクトメンバーとの横のつながりもあるとより良いでしょう。

個々のスキルや能力を引き出し、チームの成果を最大化するための「チームビルディング術」については、過去記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください!


【観点②】マネジメント

業務の依頼方法や内容が外部人材にわかる形で、適切に行われていることが望ましいです。
また、ガチガチに一方的に管理するだけではなく、外部人材の意向にも沿う形で管理できると良いでしょう。

外部人材の業務スタイルには、「ミッション型」「プロジェクト型」「タスク型」など様々な形があります。それぞれの業務スタイルに合わせて、円滑なマネジメントを行うためのコツについては、過去記事でご紹介しています。


【観点③】コミュニケーション

外部人材とは、対面だけでなく、リモートでコミュニケーションをとる機会も多いです。ミスコミュニケーションや認識齟齬を少なくするためにも、外部人材と円滑にコミュニケーションを取れる環境を整えておくことが大事です。
ここでポイントとなるのは、対面やオンライン会議、メール、電話など、目的やシーンに応じて手段や方法を使い分けること。
チームのパフォーマンスの向上につなげられるよう、プロジェクトやメンバーに適したコミュニケーション体制を築くようにしましょう。

外部人材のスキルを最大限活かすためのコミュニケーション体制やツールを知りたい方は、過去記事もご参照ください。



ミスマッチを解消するためにスキイキができる4つのサポート

スキイキでは、スキルを持つ副業・フリーランス人材と企業のマッチングができるプラットフォームを提供しています。

外部人材の募集から契約、検収・支払いまで、一連の流れをワンストップでカバーできるのが特徴ですが、”ミスマッチを回避する”という観点では4つのサポートがあるのがポイントです。社内の力だけでは難しかった点を、スキイキだからこそ実現させています。


【サポート①】適切な人材の提案

担当者と話をする中で、企業やプロジェクトの状況に合わせて、適切な人材を提案。多くの企業や人材を見てきたからこそ、その企業のニーズに沿ったスキルや経験を持つ人材のイメージをお伝えできます。


【サポート②】スクリーニングの実施

実際に応募のあった方のレジュメを見ながら、会社や事業の方向性、やりたいことと合っているのかを相談しながらスクリーニングを実施。第三者の目として、適切な人材を見極めるサポートをしています。


【サポート③】面談への同席

候補者との面談にも同席し、スクリーニングの際に気になったことや、求める人材のイメージに合っているかなどの確認をサポート。
場合によっては、初回稼働日の打ち合わせにも同席し、業務内容やスケジュールなど、必要な事項の整理を担っています。


【サポート④】稼働後のフォロー

稼働開始後、稼働状況に関しての確認をし、必要に応じて契約者との面談も実施。企業側には言いにくかったことや、企業側が言いたかったことを、第三者として自然に伝える手助けもしています。
また、業務の進め方に関してお悩みがあれば、随時相談をお受けし、外部人材の力を最大限引き出し、プロジェクトの成果を導くためのアドバイスも行っています。


以上のように、外部人材とのミスマッチを回避するために、多くの企業・人材と日々向き合っている『スキイキ』だからこそできるサポートを行なっています。人材課題を抱えている企業担当者の方はぜひ活用も検討に入れてみてはいかがでしょうか。
人材とのマッチングの仕方や具体事例など、外部人材活用のノウハウが詰まったはじめての外部人材活用ガイドブックもご用意していますので、ぜひこちらからダウンロードしてみてくださいね!

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いかがでしたか?
企業やプロジェクトに合わせて、適切な人材をアサインすることに課題を感じている方は少なくないのではないでしょうか。適切な人材とマッチングし、その人が持つスキルや能力を最大限活かすためには、採用前の準備や採用後の環境整備が欠かせません。

スキイキでは、採用した人材とのミスマッチを回避するためのサポートも幅広く行なっています。ぜひ外部人材活用を検討している場合も、長期的に人材活用について考えたい場合も一度スキイキをチェックしてみてくださいね!