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【新規事業の立ち上げ方】成功へ繋げる6つのプロセスと人材活用のポイント

こんにちは!スキイキ広報担当です。
2月もちょうど折り返し地点。少し気を引き締めて業務を進めている時期でしょうか。

さて、今回は「新規事業立ち上げのプロセス」について取り上げます。
昨今、多くの企業で新規事業立ち上げの動きがよく見られますが、外部環境の変化の影響を受けやすいこともあり、予算計画やリソース確保を綿密に行なっていく必要があります。

そこで、本記事では、新規事業を立ち上げる際に押さえておくべき6つのプロセスと、実務を効率的に進めて成功に繋げるための方法を解説します。

💡『スキイキ』とは…
マイナビが運営する、フリーランス・副業人材と企業をつなぐマッチングプラットフォームです。
専門性の高いスキルや経験を持つプロフェッショナルと必要業務に絞り協働関係を築くことで、企業が抱える人材・ノウハウ不足の解決をサポート。両者の出会いを通じ、個人には活躍とキャリア形成の機会を、企業には変化の激しい時代にあった柔軟なチーム作りのカギを提供します。

新規事業立ち上げでこれだけは押さえておきたい!6つのプロセス

新規事業は軌道に乗らなければ、損失が発生してしまうリスクもあります。そこでまずは、新規事業をゼロから立ち上げる上で必須な6つのプロセスを整理していきます。

【STEP1】社会や消費者の課題を見つける

新規事業立ち上げでやってしまいがちなのが、自分達が「やりたい」と思っていることを事業化するケース。アイデアとして持っているのは良いことですが、まずは社会や消費者の課題を見つけていくことがポイントです。そうすることで、課題解決ができる事業を立ち上げた際には、消費者に価値を提供できるでしょう。

【STEP2】理念・ビジョンを明確にする

自分たちが解決したい課題を見つけたら、次にチームとして同じ方向を目指して事業の立ち上げを行なっていくために、理念やビジョンを明確にすることが必要です。理念やビジョンは常に立ち返る拠り所になるので、明文化していくと良いでしょう。

【STEP3】事業ドメインを決定する

次は、アイデアを異なる視点から考え、事業を展開する領域を決めていきます。具体的な商品やサービスを基点として領域を決める「物理的定義」と消費者ニーズを基点として決める「機能的定義」の2種類の方法があるので、商品やサービスを明確にしたいか、あるいは将来的に事業を多角化していきたいかでそれぞれ選択すると良いでしょう。


【STEP4】市場のニーズを見極める

ある程度新規事業の内容が固まってきたところで、より成功へと近づくために市場ニーズを見極めることが重要です。「需要がどのくらいあり、どれほどのお金が動くのか?」あるいは「どんな人がターゲットで、その人は何を求めているのか?」をリサーチして、分析を行なっていくと良いでしょう。そうすることで、市場の中での立ち位置を明確にすることができ、事業が持つリスクも認識して、対応していくことができるでしょう。

【STEP5】製品・サービス作りに必要な環境を整える

そして、より新規事業をスピード感を持って推進していくためには、環境整備が欠かせません。ノウハウの蓄積、チーム作り、資金計画など、商品やサービス作りの土台となる部分を整えていくことで、立ち上げから商品やサービスのローンチまでがスムーズになることは間違いありません。
特に新規事業立ち上げにおいては、「今何が不足しているのか?」という部分に焦点を当てて洗い出しを行い、実行に移していくと良いでしょう。

【STEP6】具体的なアクションへ落とし込む

そして最後は具体的なアクションに落とし込んで、スケジュールを立てることです。「いつ、誰が、何をするのか」など、具体的な行動計画にしていくことが重要です。その際、無理のない現実的な計画を意識することで、成功に繋がりやすくなります。

このように6つのステップを押さえてから、新規事業立ち上げに実際に取り組むことで、より効率的に軌道に乗せることができると考えられます。


新規事業立ち上げで失敗しないための3つのポイント

ここからは、押さえておくべき6つのプロセスをより効率的に行なうために、そして新規事業で失敗しないためのポイントを大きく3点ご紹介します。

【ポイント①】事業撤退のラインを決めておく

新規事業は既存事業と異なり、想定外のことが起きるケースは少なくありません。「せっかくここまで取り組んできたからあと少し」などと、なかなか撤退できずに続けてしまうと、次の新規事業へ移っていくことができないばかりか、赤字がどんどん膨らんでしまうこともあるでしょう。
そのため、撤退も一つの選択肢として捉え、判断する基準を事前に決めておくことがポイントです。

事業撤退ラインの決め方としては、大きく2パターンあります。計画に対する〈達成/未達成〉で判断するパターンと、市場・競合・自社の〈状況〉で判断するパターンです。
具体的な数字や状況などの基準を定め、チームで認識を合わせておくことがカギを握るでしょう。

【ポイント②】適切なチーム設計を行う

新規事業立ち上げの際は、やるべきことが多く、様々なアイデアを出す必要があるため、つい人材を増やしたくなる傾向にあるでしょう。しかし、チームメンバーが増えると意見がまとまらず、意思決定が遅れてしまう危険性を持っていることを押さえておくことも大切です。
新規事業という不確実性の高い領域では、変化に対応できるチームを作ることが大切です。
組織で成果を出すために必要な組織設計の考え方や、それを踏まえたチーム作りの方法については、過去記事で紹介しているので、参考にしていただければと思います。

【ポイント③】市場参入のタイミングを見逃さない

商品やサービスを展開する場合をイメージするとわかりやすいですが、少しタイミングが遅れてしまうだけで流行に乗れない、あるいは後追いとなってしまい、失敗につながるケースがあります。
市場や消費者のニーズをしっかりと分析し、最適なタイミングに間に合わせて準備を行なうことが大切です。新規事業の立ち上げは、一つひとつのプロセスにおいて時間をとることが必要なので、きちんと計画を立てて参入のタイミングを逃さないようにしていきたいですね。


新規事業立ち上げのカギを握る?外部人材活用のメリットとは

これまでご紹介してきたプロセスや成功するためのポイントを押さえながら事業立ち上げを行っていくには、フリーランスや副業人材として活躍している外部人材の活用が有効なアプローチとなります。「なぜ外部人材を活用すると成功へ繋がりやすいのか?」について3つのメリットを解説していきます。

【メリット①】課題発見から解決までのアイデア出しを第三者視点でできる

外部人材は、様々な企業で経験を積んできたプロ人材です。そのため、幅広いノウハウを持っており、社内のメンバーだけでは見えてこないような客観的な立場で意見を発信することができます。また、社外で得た知見やノウハウを活かして、新しい解決策を見出してくれることもあるでしょう。

【メリット②】戦略策定やプロジェクトマネジメントがスムーズになる

外部人材と聞くと、エンジニアをイメージしやすいかと思いますが、プロジェクトマネージャーをアサインすることも可能です。
社内には新規事業立ち上げの経験者がおらず、プロジェクトをどう進めていいかわからないという悩みを抱える企業も少なくありません。
しかし、プロフェッショナルとして新規事業立ち上げの経験を持つ外部人材と協働できれば、戦略策定やプロジェクトマネジメントもスムーズに行ってくれるでしょう。チームのメンバーにも適切な役割分担や業務指示を出してもらうことにより、計画的にプロジェクトを進行できます。
社内に人材・ノウハウが不足していたとしても、カバーできるのが魅力です。

【メリット③】事業のフェーズや社内のリソースに合わせて人材をアサインできる

新規事業の立ち上げは予算が抑えられていることが多く、人材確保に苦労するケースも多いと思います。
そこで外部人材を活用することで、業務・稼働時間・期間などを設定して人材確保ができ、なおかつチーム人数も適切に保ちながらプロジェクトを進行することができます。正社員として採用するには予算厳しいようなスキルの高い人材も、業務や稼働時間、期間を絞ることで、アサインが可能になるとも言えるでしょう。

このように、3つのメリットがあるプロ人材と協働し、新規事業立ち上げを進めて行ってはいかがでしょうか。
尚、スキイキ』には、プロジェクトマネジメントに限らず、営業や企画・マーケティング、管理部門など、様々な領域のプロフェッショナルが集まっているので、プロジェクトのニーズに沿った人材をアサインすることが可能です。
具体的な活用事例やマッチングの仕方については、「はじめての外部人材活用ブック」でご紹介していますので、ぜひこちらからダウンロードしてみてくださいね!

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いかがでしたか。
今後も、企業が競争力を高めるために、新規事業の立ち上げが活発化することが予想されます。そこで、スピーディーにプロジェクトを推進するには、豊富な経験やノウハウを持ったプロ人材と協働することも有効となります。ぜひ、新規事業を立ち上げる検討段階において、『スキイキ』などの人材マッチングプラットフォームの活用もしてみてくださいね。