
新規事業立ち上げに使える9つのフレームワークと、活用のポイントを紹介!
こんにちは。スキイキ広報担当です。
6月でチーム体制が整いつつある今、新規事業を検討し始めたり、具体的な企画を練ったりしているチームも多いでしょう。
そこで、今回は「新規事業立ち上げ」について取り上げます。
新規事業立ち上げにおいては、フレームワークを上手く活用すると、事業計画や課題を整理しやすく、計画立案や課題解決への近道になります。
本記事では、新規事業立ち上げのプロセスで役立つフレームワークを解説します。各プロセスの流れとそれぞれのフェーズで押さえておきたいポイントについては、過去記事で紹介していますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
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マイナビが運営する、フリーランス・副業人材と企業をつなぐマッチングプラットフォームです。
専門性の高いスキルや経験を持つプロフェッショナルと必要業務に絞り協働関係を築くことで、企業が抱える人材・ノウハウ不足の解決をサポート。両者の出会いを通じ、個人には活躍とキャリア形成の機会を、企業には変化の激しい時代にあった柔軟なチーム作りのカギを提供します。

そもそもフレームワークって?活用すべき理由を再確認!
フレームワークとは、日本語で言えば「枠組み」のこと。
物事を検討する際に、様々な視点でバラバラに考えるよりも、枠組みに沿って考えた方が全体を網羅でき、思考がまとまりやすくなります。
特に、業務の中ではチームメンバーで議論することも多く、あちこちから意見が出てなかなか整理ができなかったという経験をしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
そこでフレームワークがあれば、チームメンバーと共通認識のもとで議論ができるので、思考がまとまりやすく、問題解決に繋がるのです。
フレームワークを新規事業立ち上げの際に活用するメリットとしては、大きく2点あります。
①意思決定をスピーディーに行える
②説得力のある事業計画を立案する際に、分析・検証がスムーズに行える
物事を整理しやすく、思考スピードも上がるので、特にスピード感が要求される新規事業立ち上げの際にフレームワークは有効です。
また、事業計画をより確実なものへ作り込む際には、調査データの分析や検証が必要になります。そこでフレームワークを活用することで、一定の領域に絞って検討できるので、スムーズに計画立案を行えるでしょう。
では、どんなフレームワークを活用すれば良いのかを以下で見ていきましょう。
あなたのチームはどのフェーズ?9つのフレームワークまとめ
【チームの方向性を合わせる】フレームワーク
「MVV」
「Mission・Vision・Values(使命・未来像・価値観)」を定義して、新規事業やプロジェクトで何を実現したいのかをチームメンバーで共有する時に役立つフレームワークです。
方向性を決めることで、個々の目標設定やお互いの役割を意識し、チームメンバー間で協力体制を築くことにも繋がります。

【アイデア出し】のフレームワーク
「5W1H」
抽象的なテーマを、より具体化するときに有効なフレームワークです。
以下のように、6つの問いかけをすることで、漠然としていた物事を、具体的にすることができ、アイデアが生まれたり、新たな課題が見つかります。

「マンダラート」
アイデアをより広げる際に有効なフレームワークです。
3×3の9つのマスを書き、真ん中にテーマを記入します。その後、テーマに関連するアイデアを残りの8マスに書き込んでいくことで、発想を広げられます。また、9つ書いたら、そのテーマに関連するアイデアをさらに周囲のマスに書くことで、発想がより広がります。
プロ野球選手の大谷翔平も活用していたフレームワークとして知られ、固定概念に囚われないアイデアを生み出すことにも役立つでしょう。

【マーケット調査・分析】のフレームワーク
「ポジショニングマップ」
新規事業計画の中で、ターゲットとなる市場においての自社の立ち位置を明確にするフレームワークです。
商品やサービスを選ぶ際に重視する2つの要素を軸にとり、各社の商品やサービスがどこに位置するのかをマッピングして、現状を把握した上で自社の目指す領域を決めるのに有効です。

「3C分析」
事業の方向性を決めるための戦略立案に役立つフレームワークです。
Customer(顧客・市場)、 Company(自社)、Competitor(競合他社)という、3者の視点で分析し、「どこで差別化するのか?」を検討することにも繋がります。

「VRIO分析」
新規事業がより具体化し、他社と比べてどれくらい優位性があるかを見極める際に役立つフレームワークです。
商品やサービス、チームが持っている経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の価値を分析することができ、チーム体制が適切かどうか、あるいはそれぞれの能力を発揮できているのかを見極められます。

「SWOT(スウォット)分析」
自社がどのような環境に置かれているのかを分析するフレームワーク。
Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの項目を整理することで、市場の動向や競合比較を行い、戦略を練ることができます。

【事業内容構築】のフレームワーク
「4C分析」
顧客側の視点で事業を分析するフレームワーク。
顧客にとっての価値、かけるコスト、利便性、コミュニケーションのレベルといった視点で、新規事業を整理し、事業内容に具体性を持たせる際に有効です。
「4P分析」
顧客視点の4C分析と異なり、視点を企業側において分析するフレームワークです。
新たに商品・サービスを展開する際に、企業側の視点になりがちですが、4C分析と4P分析を両方行うことにより、事業を継続しやすくなると言えるでしょう。

押さえておきたい!フレームワーク活用の3つのポイント
フレームワークを紹介してきましたが、実際に使えそうなものはありましたか?
ここからは、チームでフレームワークを使い、議論・検討する際のポイントを紹介していきます。
【ポイント①】時間をかけすぎない
フレームワークを完成させることが目的にならないよう、注意する必要があります。あくまでも、新規事業を立ち上げ、事業拡大していくためのツールとして考えることがポイントです。そのため、時間を決めて議論したり、スケジュールを立てて実行するのが良いでしょう。
【ポイント②】自社やそのチームに合った適切なフレームワークを選ぶ
まだ方向性が決まっていないのに、事業内容構築のフレームワークを使っても効果的ではありません。新規事業立ち上げのプロセスの中で、今どの段階にあるのかを押さえて活用を検討してみてください。
【ポイント③】フレームワーク活用に慣れている人材をアサインする
チームの中で実務でフレームワークを取り入れたことがない場合、議論が平行線になってしまったり、思わぬ方向に進んでしまったり、逆に時間がかかってしまうケースもあります。
そこで、フレームワーク活用の際には、実際に経験やノウハウが豊富な人材をチームメンバーとして迎えることがポイントです。
社内メンバーでも良いですし、もし適切な人材がいない場合には、外部の経験豊富なプロ人材に参画してもらうことも1つの手段です。プロ人材に入ってもらうことで、新規事業立ち上げのナレッジを取り込むことも可能なので、活用方法を【外部人材活用ガイドブック】からチェックしてみることもおすすめです。
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新規事業立ち上げにおいて、外部人材活用がハマる理由もこちらで紹介していますので、気になった方はこちらから。
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いかがでしたか。今回は新規事業立ち上げのスピードアップを図れるフレームワークをご紹介しました。
フレームワークを活用する際には、チームに合わせて適切なものを選び、実際にフレームワーク活用経験が豊富な人材をアサインするのがポイントです。ぜひそのような知識やノウハウを持ったプロの人材活用も視野に入れ、チームメンバー全員で目線を合わせて新規事業に向き合ってみてはいかがでしょうか。
プロ人材の活用について、もっと知りたい方は以下をチェックしてみてくださいね。